北朝鮮きたちょうせん “衛星えいせい発射はっしゃ台だい近ちかく 新あらたに大型おおがたクレーン”米べい研究けんきゅうグループ

アメリカの研究けんきゅうグループは、北朝鮮きたちょうせん北西ほくせい部ぶの衛星えいせい発射はっしゃ場じょうを撮影さつえいした衛星えいせい写真しゃしんを分析ぶんせきした結果けっか、発射はっしゃ台だいの近ちかくに新あらたに大型おおがたのクレーンが設置せっちされていることを確認かくにんしました。
北朝鮮きたちょうせんは、初はじめてとなる軍事ぐんじ偵察ていさつ衛星えいせいの打ち上うちあげに向むけて最終さいしゅう準備じゅんびを急いそぐ方針ほうしんを明あきらかにしていて、関係かんけい国こくが警戒けいかいを強つよめています。

アメリカの研究けんきゅうグループ「38ノース」は14日にち、北朝鮮きたちょうせん北西ほくせい部ぶトンチャンリ（東ひがし倉くら里さと）にある「ソヘ（西海にしうみ）衛星えいせい発射はっしゃ場じょう」を今月こんげつ12日にちに撮影さつえいした衛星えいせい写真しゃしんなどの分析ぶんせき結果けっかを公表こうひょうしました。

それによりますと、発射はっしゃ場じょうではおよそ半年はんとし間かん中断ちゅうだんしていた工事こうじが再開さいかいされ、発射はっしゃ台だいの近ちかくに、新あらたに高たかさおよそ90メートルのクレーンが設置せっちされたとしています。

そのうえで、このクレーンを使つかえば、発射はっしゃ台だいを現在げんざいよりも20メートル高たかくすることができると指摘してきしています。

こうした動うごきについて研究けんきゅうグループは、去年きょねん3月つきにキム・ジョンウン（金きむ正ただし恩おん）総そう書記しょきが、この衛星えいせい発射はっしゃ場じょうから軍事ぐんじ偵察ていさつ衛星えいせいなどを「大型おおがた運搬うんぱんロケット」で打ち上うちあげられるよう施設しせつの改修かいしゅうや拡張かくちょうを指示しじしていたことに関連かんれんしていると指摘してきしています。

北朝鮮きたちょうせんは先月せんげつ（4月つき）、初はじめてとなる軍事ぐんじ偵察ていさつ衛星えいせいが完成かんせいしたとして打ち上うちあげに向むけて最終さいしゅう準備じゅんびを急いそぐ方針ほうしんを明あきらかにしていて、関係かんけい国こくが警戒けいかいを強つよめています。

ソース：NHK ニュース