中国の北京では19日、空気を汚すPM2.5という物質がWHOの基準の16倍になりました。
19日、「北京国際マラソン」という大会が予定どおりありました。招待した外国の選手など3万人が、空気が汚れて遠くがはっきり見えなくなっている天安門広場などを走りました。
走る人の中には、体に悪いと心配してマスクをしている人がたくさんいました。中国の放送局などによると、大会に出るのをやめたり、途中で走るのをやめたりする人もたくさんいました。
大会を行った団体は、気分が悪くなった場合はすぐに走るのをやめるように言いました。そして、救急車や看護師などをいつもの年より多く準備しました。
インターネットには「体を強くするためのマラソンなのに、こんな天気で大会を行うのはおかしい」などの意見が出ています。