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がんの社員が働き続けるため支援している会社は10%
2014-11-17 11:30:00
働いている64歳までの人の中で、毎年20万人以上ががんになっています。この中で、仕事をやめなければならなくなった人が30%以上いるというデータもあります。がんを治療しながら働き続けることは難しいなどの理由です。
厚生労働省はことし2月、がんになった社員が治療しながら働き続けることについて411の会社に質問しました。411の会社はがんの検診を積極的に行っています。
その結果、仕事や働く時間を変えたりして、働き続けることができるように支援している会社は41で、10%だけでした。
支援していない会社に聞くと、「病気は個人的なことなので支援しにくい」と答えた会社が23%ありました。「国などの支援について情報が足りない」と「どんな支援をしたらいいかわからない」はどちらも14%でした。
厚生労働省は「働く能力がある人が仕事をやめることは、会社にもいいことではありません。がんになっても働き続けることができるように、支援について考えていきたいです」と話しています。
ソース:NHK ニュース