岩手県大槌町の小学校があった場所に、100年ぐらい前から桜の木が5本あります。
2011年の東日本大震災の津波で、この木の高さ2mぐらいまで水が来ましたが、そのあとも毎年花が咲きました。しかし、町を新しくする工事のため、5本の木を切ることになりました。
9日、桜の木の周りには町の人たち7人が集まって、機械で切られる木を残念そうに見ていました。64歳の男性は「桜の木には、ごめんなさいという気持ちです。長い間ありがとうと言いたいです」と話していました。
工事が終わったあと、この桜の木から育てた苗をまた町に植える予定です。