熱海あたみ 土石流どせきりゅうから1週間しゅうかん 9人にん死亡しぼう 20人にん安否あんぴ不明ふめい 生活せいかつ再建さいけんも課題かだいに

静岡しずおか県けん熱海あたみ市しで起おきた大だい規模きぼな土石流どせきりゅうは、10日にちで発生はっせいから1週間しゅうかんとなりました。これまでに9人にんの死亡しぼうが確認かくにんされ、いまも20人にんの安否あんぴがわかっていません。現場げんばでは捜索そうさく活動かつどうが続つづけられていて、被災ひさいした人ひとたちへの支援しえんや生活せいかつ再建さいけんも課題かだいとなっています。

静岡しずおか県けん熱海あたみ市しの伊豆山いずやま地区ちくでは、今月こんげつ3日にちの午前ごぜん10時半じはんごろに大だい規模きぼな土石流どせきりゅうが起おき、およそ130棟むねの住宅じゅうたくが被害ひがいを受うけました。

発生はっせいから1週間しゅうかんとなりますが、これまでに9人にんの死亡しぼうが確認かくにんされ、このうち7人にんの身元みもとが確認かくにんされました。いまも20人にんの安否あんぴがわかっておらず、10日にちも朝あさから警察けいさつや消防しょうぼう、自衛隊じえいたいなどが1700人にん態勢たいせいで捜索そうさくを続つづけています。

10日にち、熱海あたみ市しは久ひさしぶりに晴れ間はれまが見みえましたが、現場げんばに大量たいりょうの土砂どしゃが堆積たいせきし、捜索そうさく活動かつどうは難航なんこうしています。

伊豆山いずやま地区ちくでは今月こんげつ3日にち以降いこうも土石流どせきりゅうの起点きてんとみられる上流じょうりゅうなどで小規模しょうきぼな土砂崩どしゃくずれが起おき、土砂どしゃ災害さいがいのおそれがあるとして、いまも5段階だんかいの警戒けいかいレベルで最もっとも高たかい「緊急きんきゅう安全あんぜん確保かくほ」が出だされています。自宅じたくが流ながされるなどした住民じゅうみんおよそ570人にんは、市内しないの2か所かしょのホテルで避難ひなん生活せいかつを続つづけています。

市しは12日にちからの2日間にちかん、避難ひなんしている住民じゅうみんが生活せいかつに必要ひつような物資ぶっしなどを持ち出もちだせるよう「一時いちじ帰宅きたく」を計画けいかくしているほか、県けんなどは「り災りさい証明しょうめい書しょ」の発行はっこうや100戸こ余あまりの公営こうえい住宅じゅうたくの確保かくほなど対応たいおうを急いそいでいます。

地区ちくでは600戸こほどで断水だんすいが続つづいていて、被災ひさいした人ひとたちへの支援しえんや生活せいかつ再建さいけんも課題かだいとなっています。

ソース：NHK ニュース