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サル専門せんもん感染かんせん経路けいろくわしい調査ちょうさを」欧米おうべいなど感染かんせん相次あいつ

2022-05-23 10:15:29

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欧米おうべいなどでサル感染かんせん報告ほうこく相次あいついでいることについて、サル痘にくわしい岡山おかやま理科りか大学だいがく森川もりかわしげる教授きょうじゅは、「アフリカでは、サル痘のウイルスをげっるい森林しんりんにいて、野生やせい動物どうぶつれたひと感染かんせんする状況じょうきょうきやすく、アフリカから帰国きこくしたひと発症はっしょうするケースある通常つうじょう感染かんせんしても、べつの1にんにうつるくらいだったが、今回こんかいのように感染かんせんアフリカそとで90にんにもひろがるのははじめてで、警戒けいかいしなければいけない。なぜこれだけ感染かんせんしゃえているのか、どのような感染かんせん経路けいろひろまったのか、くわしい調査ちょうさたれるところだ」とはなしています。

サル症状しょうじょうについては、皮膚ひふ発疹はっしんたあと、重症じゅうしょう場合ばあい発疹はっしん全身ぜんしんたり、高熱こうねつ免疫めんえき機能きのう低下ていかしたりするということです。

年齢ねんれいひくほど重症じゅうしょうそれがあるということですが、先進せんしんこくではサル死亡しぼうしたケースほとんどなく、くわしくはかっていないとしています。

森川もりかわ教授きょうじゅは、天然痘てんねんとう撲滅ぼくめつされるまえの1976ねんまでどもなどに接種せっしゅされていた天然痘てんねんとうのワクチンが予防よぼうには有効ゆうこうだとしたうえで、「それよりうえ世代せだいで2かい以上いじょう接種せっしゅけているひとすうじゅうねんたっても免疫めんえきのこっているとされる。日本にっぽんには、非常ひじょう有効ゆうこうふく反応はんのうほとんどない安全あんぜんなワクチンがある。バイオテロ対応たいおう国家こっか備蓄びちくようワクチンとしてつくられているので、いま一般いっぱんひと入手にゅうしゅできないが、かなり製造せいぞう能力のうりょくある治療ちりょうほうについては対症たいしょう療法りょうほうしかないが、アメリカでは治療ちりょうやくがすでに承認しょうにんされていて、感染かんせん拡大かくだいすればひろ使つかわれるとかんがえられる」とはなしています。

一方いっぽうで、今後こんご感染かんせんひろがりについては、「海外かいがい報告ほうこくされている患者かんじゃ年齢ねんれいまで詳細しょうさいにはわかっていないが、感染かんせん中心ちゅうしん天然痘てんねんとうのワクチンをけていない世代せだいあることはまちがいないとおも。サル患者かんじゃ体液たいえきとか血液けつえきれる感染かんせんする病気びょうきで、新型しんがたコロナウイルスのように急激きゅうげき患者かんじゃえているわけではなく、世界中せかいじゅう感染かんせん拡大かくだいすることは心配しんぱいしなくてよいおも」とはなしています。
ソース:NHK ニュース