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北朝鮮きたちょうせん弾道だんどうミサイル すくなくとも2はつ発射はっしゃ防衛ぼうえいしょう

2022-05-25 04:17:45

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きし防衛ぼうえい大臣だいじんは、北朝鮮きたちょうせんすくなくとも弾道だんどうミサイル2はつ発射はっしゃし、これ以外いがいにもミサイルを発射はっしゃした可能かのうせいがあることをあきらかにしました。
確認かくにんされた2はつはいずれも日本にっぽんのEEZ=排他はいたてき経済けいざい水域すいいきそと落下らっかし、船舶せんぱくなど被害ひがい情報じょうほうはいっていないということです。
きし防衛ぼうえい大臣だいじんは、防衛ぼうえいしょう記者きしゃだんに対にたい北朝鮮きたちょうせんが25にち午前ごぜん559ふんごろ弾道だんどうミサイルを発射はっしゃし、最高さいこう高度こうど550キロ程度ていどで300キロ程度ていど距離きょりしょうしたことをあきらかにしました。

またこれつづいて642ふんごろにも弾道だんどうミサイル1はつ発射はっしゃし、最高さいこう高度こうど50キロ程度ていどで750キロ程度ていど距離きょり変則へんそく軌道きどうしょうしたことをあきらかにしました。

さらに、この2はつ弾道だんどうミサイル以外いがいにもミサイルを発射はっしゃした可能かのうせいがあり、現在げんざい分析ぶんせきしているということです。

確認かくにんされた2はつは、いずれ日本にっぽんのEEZ=排他はいたてき経済けいざい水域すいいきそと落下らっかし、船舶せんぱくなど被害ひがい情報じょうほうはいっていないということです。

きし防衛ぼうえい大臣だいじんは「北朝鮮きたちょうせんはことしにはいってから、巡航じゅんこうミサイルの発射はっしゃふくめ、これまで16かいにおよぶきわめてたか頻度ひんどでかつあら態様たいよう発射はっしゃ繰り返くりかえしている。一連いちれん北朝鮮きたちょうせん行動こうどうは、地域ちいきそして国際こくさい社会しゃかい平和へいわ安定あんていおびやかすものだ」とべました。

そのうえで「にちべいべいかん首脳しゅのう会談かいだんや、にちべいごうしるし4か国かこく首脳しゅのう会合かいごう開催かいさいされた直後ちょくごにおける、このようなミサイルの発射はっしゃは、あきらか挑発ちょうはつ行動こうどうでありだんじてゆるされない。さらに新型しんがたコロナウイルス感染かんせんしょう拡大かくだいしている状況じょうきょうにあって市民しみんいのちらしかえりみることなく核ミサイルかくみさいる開発かいはつ注力ちゅうりょくつづけている。関連かんれんする国連こくれん安保理あんぽり決議けつぎ違反いはんするものでありつよ非難ひなんする。北朝鮮きたちょうせんに対にたいしては、大使館たいしかんルートを通をつうじて抗議こうぎした」とべました。

25にち午前ごぜんひらかれた自民党じみんとう会合かいごうで、防衛ぼうえいしょう担当たんとうしゃは、25にち559ふんごろに最初さいしょ発射はっしゃされた弾道だんどうミサイルについて、最高さいこう高度こうど距離きょりなどからICBM=大陸たいりくかん弾道だんどうミサイルきゅうある可能かのうせいふくめ、詳細しょうさい分析ぶんせきつづけていることをあきらかにしました。

一方いっぽうその後そのご、642ふんごろに発射はっしゃされた弾道だんどうミサイルは、ICBMきゅうではないと判断はんだんしていると説明せつめいしました。

べいかんりょうぐん 対地たいちミサイル2はつ日本海にほんかい発射はっしゃ

韓国かんこくぐんは、北朝鮮きたちょうせんが25にちあさ首都しゅとピョンヤン郊外こうがいから日本海にほんかいけて、ICBM=大陸たいりくかん弾道だんどうミサイルと推定すいていされる弾道だんどうミサイルなど3はつ発射はっしゃしたとあきらかにしました。これに対にたいべいかんりょうぐんのミサイル部隊ぶたい対地たいちミサイル2はつ日本海にほんかいけて発射はっしゃし、北朝鮮きたちょうせんけん制けんせいしました。

韓国かんこくぐん合同ごうどう参謀さんぼう本部ほんぶは、北朝鮮きたちょうせんが25にち午前ごぜん6ごろから40ふんあまに、首都しゅとピョンヤン郊外こうがいのスナン(順安じゅんあん付近ふきんから日本海にほんかいけて、弾道だんどうミサイルわせて3はつ発射はっしゃしたと発表はっぴょうしました。

このうち午前ごぜん6ごろに発射はっしゃされた1はつは、ICBM=大陸たいりくかん弾道だんどうミサイルと推定すいていされ、飛行ひこう距離きょりおよそ360キロ高度こうどはおよそ540キロで、ぐん関係かんけいしゃは、新型しんがたの「火星かせい17がた」の可能かのうせいがあるとみて分析ぶんせきすすめています。

つづいて637ふんごろに発射はっしゃされた2はつ弾道だんどうミサイルは、高度こうどおよそ20キロ消失しょうしつしたことから失敗しっぱいしたとみられています。

さらに、642ふんごろに発射はっしゃされた3はつは、短距離たんきょり弾道だんどうミサイルとみられ、飛行ひこう距離きょりおよそ760キロ高度こうどはおよそ60キロだったとしています。

これに対にたい韓国かんこくぐんによりますと、べいかんりょうぐんのミサイル部隊ぶたい対地たいちミサイル「ヒョンム(玄武げんぶ)2」と「ATACMS」を1はつずつ、日本海にほんかいけて発射はっしゃし、北朝鮮きたちょうせんけん制けんせいしました。

また韓国かんこくのユン・ソンニョル(いんすずえつ大統領だいとうりょう就任しゅうにんはじめてひらいたNSC=国家こっか安全あんぜん保障ほしょう会議かいぎでは、朝鮮ちょうせん半島はんとう北東ほくとうアジア緊張きんちょうたか国際こくさい平和へいわおびやかす重大じゅうだい挑発ちょうはつ」だとして、北朝鮮きたちょうせんきびしく非難ひなんしました。そのうえでユン大統領だいとうりょうは、今月こんげつ21にちのアメリカのバイデン大統領だいとうりょうとの首脳しゅのう会談かいだんでの合意ごういもとづいてべいかん連合れんごう防衛ぼうえい態勢たいせい強化きょうかなど実質じっしつてき措置そちよう指示しじしました。

韓国かんこくぐん合同ごうどう参謀さんぼう本部ほんぶ けい3はつ発射はっしゃ

一方いっぽう韓国かんこくぐん合同ごうどう参謀さんぼう本部ほんぶは、25にち午前ごぜん6ちょうどごろと37ふんごろ、さらに42ふんごろ、北朝鮮きたちょうせん首都しゅとピョンヤン郊外こうがいのスナン付近ふきんから日本海にほんかいけて弾道だんどうミサイルを1はつずつ、わせて3はつ発射はっしゃしたとあきらかにしました。

韓国かんこくぐんは、警戒けいかい監視かんし強化きょうかし、アメリカぐん緊密きんみつ協力きょうりょくしながら万全ばんぜん態勢たいせい維持いじしていると強調きょうちょうしています。

また、ユン・ソンニョル(いんすずえつ大統領だいとうりょうは、NSC=国家こっか安全あんぜん保障ほしょう会議かいぎ開催かいさいするよう指示しじしました。

北朝鮮きたちょうせんは、ことしにはいって弾道だんどうミサイルなど発射はっしゃきわめてたか頻度ひんど繰り返くりかえしており、今月こんげつだけでも、4にちにスナン(順安じゅんあん付近ふきんから弾道だんどうミサイル1はつ発射はっしゃしたのにつづいて、7にちには、東部とうぶシンポ(しんうら)の沖合おきあいからSLBM=潜水せんすいかん発射はっしゃ弾道だんどうミサイルと推定すいていされる短距離たんきょり弾道だんどうミサイル1はつを、さらに、12にちには、ふたたスナン付近ふきんから短距離たんきょり弾道だんどうミサイル3はつを、それぞれ発射はっしゃしていました。

韓国かんこくでは、アメリカのバイデン大統領だいとうりょうが、今月こんげつ21にちにユン大統領だいとうりょうはじめて会談かいだんし、かく戦力せんりょくふく拡大かくだい抑止よくし」に責任せきにんたすことを確認かくにんしたほか北朝鮮きたちょうせんが「敵視てきし政策せいさく」の象徴しょうちょう位置いちづけるべいかん合同ごうどう軍事ぐんじ演習えんしゅう規模きぼ拡大かくだいけて協議きょうぎはじめることなど合意ごういしました。

またバイデン大統領だいとうりょうは、つづいておとずれた日本にっぽんで23にち岸田きしだ総理そうり大臣だいじん会談かいだんし、北朝鮮きたちょうせんかく・ミサイル問題もんだい深刻しんこく懸念けねん共有きょうゆうしたうえで、一層いっそう緊密きんみつ連携れんけい確認かくにんしたばかりで、一連いちれん訪問ほうもんえた翌日よくじつ弾道だんどうミサイルを発射はっしゃすることで、にちべいかん3か国かこく連携れんけいつよけん制けんせいするねらいがあるとみられます。

一方いっぽう北朝鮮きたちょうせんでは、新型しんがたコロナウイルスによるとみられる発熱はつねつしゃ相次あいつぎ、都市とし封鎖ふうさ人海じんかい戦術せんじゅつ感染かんせん封じ込ふうじこはかっていて、こうした状況じょうきょうでも、国防こくぼうようであるかく・ミサイル開発かいはつ影響えいきょうはないと印象いんしょうづけたい思惑おもわくもありそうです。

にちべいかん国際こくさい社会しゃかいに対にたいする明白めいはくかつ深刻しんこく挑戦ちょうせん

外務省がいむしょう船越ふなこしアジア大洋たいようしゅう局長きょくちょうは、25にち午前ごぜんアメリカ国務省こくむしょうのソン・キム北朝鮮きたちょうせん担当たんとう特別とくべつ代表だいひょう韓国かんこく外務省がいむしょうのキム・ゴン朝鮮ちょうせん半島はんとう平和へいわ交渉こうしょう本部ほんぶちょうそれぞれ電話でんわ協議きょうぎしました。

それぞれ協議きょうぎでは、にちべい首脳しゅのう会談かいだんにちべいごうしるし4か国かこくのクアッド首脳しゅのう会合かいごうなど開催かいさいされた直後ちょくごに、弾道だんどうミサイルが発射はっしゃされたことをふくめて、北朝鮮きたちょうせんかく・ミサイル活動かつどう強化きょうかしていることは、国際こくさい社会しゃかいに対にたいする明白めいはくかつ深刻しんこく挑戦ちょうせんあるという認識にんしきあらためて共有きょうゆうしました。

そのうえで、最新さいしん北朝鮮きたちょうせん情勢じょうせいをめぐって意見いけんわすとともに、国連こくれん安保理あんぽり決議けつぎ沿った北朝鮮きたちょうせん完全かんぜん非核ひかくけ、安全あんぜん保障ほしょう協力きょうりょくふくめた地域ちいき抑止よくしりょく強化きょうかけた取り組とりくや、国連こくれん安保理あんぽりでの対応たいおうなどで、引き続ひきつづき、にちべいかん3か国かこく緊密きんみつ連携れんけいしていくことを確認かくにんしました。

岸田きしだ首相しゅしょう「まず情報じょうほう収集しゅうしゅう国民こくみんへの情報じょうほう提供ていきょうなど指示しじ

岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは、午前ごぜん7まえ総理そうり大臣だいじん官邸かんていはいり、記者きしゃだんに対にたい北朝鮮きたちょうせんから弾道だんどうミサイルの可能かのうせいのあるものが発射はっしゃされたという情報じょうほうけてわたしから、まず情報じょうほう収集しゅうしゅう国民こくみんへの情報じょうほう提供ていきょうそしてなによりも周辺しゅうへんにおける船舶せんぱくなどの安全あんぜん確保かくほ指示しじしたところだ」とべました。

そのうえで「詳細しょうさいについては情報じょうほうをいま確認かくにんちゅうだ。こののち情報じょうほう確認かくにんされ次第しだい順次じゅんじあきらかにしていきたい」とべました。

べい インド太平洋軍たいへいようぐん声明せいめい 北朝鮮きたちょうせん非難ひなん

北朝鮮きたちょうせんによる弾道だんどうミサイルの発射はっしゃけて、アメリカのインド太平洋たいへいようぐん声明せいめい発表はっぴょうし「北朝鮮きたちょうせん複数ふくすう弾道だんどうミサイルを発射はっしゃしたことを把握はあくしており、同盟どうめいこく友好国ゆうこうこく分析ぶんせきし、緊密きんみつ協議きょうぎしている。今回こんかい発射はっしゃは、アメリカ国民こくみん領土りょうどそれ同盟どうめいこくに対にたいする差し迫さしせまった脅威きょういではないが、北朝鮮きたちょうせん違法いほう兵器へいき開発かいはつ計画けいかく地域ちいき不安定ふあんていさせることを浮き彫うきぼにするものだ」と非難ひなんしました。
そのうえで、日本にっぽん韓国かんこく防衛ぼうえいに対にたいするアメリカ関与かんよるぎない強調きょうちょうしました。

また、ホワイトハウスの当局とうきょくしゃは、バイデン大統領だいとうりょう状況じょうきょうについて逐次ちくじ報告ほうこくけているとしています。

ミサイル発射はっしゃ ことしにはいって16かい

防衛ぼうえいしょうによりますと、北朝鮮きたちょうせん弾道だんどうミサイルなどのミサイルを発射はっしゃしたのは今月こんげつ12にち以来いらいでことしにはいって16かいです。

これまでに、1つきに7かい、2つきに1かい、3つきに3かい、4つきは1かい、それぞれ弾道だんどうミサイルなど発射はっしゃ繰り返くりかえし、今月こんげつは4かいになります。

これまでの15かいのうち13かい弾道だんどうミサイルと推定すいていされ、もう1かい弾道だんどうミサイルの可能かのうせい指摘してきされています。

のこの1かい長距離ちょうきょり巡航じゅんこうミサイルと推定すいていされています。

このうち直近ちょっきん今月こんげつ12にち発射はっしゃされた3はつ弾道だんどうミサイルについて、防衛ぼうえいしょうは、おととし3つき29にちなど発射はっしゃされた、北朝鮮きたちょうせんが「ちょう大型おおがたロケットほう」とんでいる短距離たんきょり弾道だんどうミサイルと同型どうけい可能かのうせいがあるとみて分析ぶんせきすすめています。

また今月こんげつ7にちのミサイルについて、防衛ぼうえいしょうは、去年きょねん10つき19にち発射はっしゃされたSLBM=潜水せんすいかん発射はっしゃ弾道だんどうミサイルと同型どうけいで、変則へんそく軌道きどうで600キロ程度ていどしょうしたと分析ぶんせきしています。

さらに3つき24にち弾道だんどうミサイルは、日本にっぽんのEEZ=排他はいたてき経済けいざい水域すいいき内側うちがわ位置いちする北海道ほっかいどう渡島ととう半島はんとう西にしおよそ150キロ日本海にほんかい落下らっかしたと推定すいていされています。

しょう時間じかん過去かこ最長さいちょうおよそ71ふんで、通常つうじょうより角度かくどをつけて打ち上うちあげる「ロフテッド軌道きどう」で発射はっしゃされ、最高さいこう高度こうどが6000キロえてこれまででもっとたか推定すいていされています。

この弾道だんどうミサイルについて防衛ぼうえいしょうは、2017ねん11つきのICBM=大陸たいりくかん弾道だんどうミサイルきゅう弾道だんどうミサイル「火星かせい15がた」の発射はっしゃの4000キロおおきくえる高度こうどで、おととし10つき北朝鮮きたちょうせん軍事ぐんじパレードではじめて確認かくにんされた新型しんがたのICBM=大陸たいりくかん弾道だんどうミサイルきゅうの「火星かせい17がた」とみてミサイルとみて分析ぶんせきつづけており、通常つうじょう弾道だんどうであれば、弾頭だんとうおも次第しだいでは、射程しゃていが1まん5000キロをえ、アメリカ全土ぜんど射程しゃていふくまれる可能かのうせいがあるということです。

このため、政府せいふは「次元じげんことなる深刻しんこく脅威きょういだ」として非難ひなんするとともに、北朝鮮きたちょうせん挑発ちょうはつ行為こうい繰り返くりかえそれあるて、アメリカ韓国かんこくなど連携れんけいして、警戒けいかいつよめています。

北朝鮮きたちょうせんのねらいは

北朝鮮きたちょうせんは、ことしにはいって弾道だんどうミサイルなど発射はっしゃきわめてたか頻度ひんど繰り返くりかえしており、今月こんげつだけでも、4にち首都しゅとピョンヤン郊外こうがいのスナン付近ふきんから弾道だんどうミサイル1はつ発射はっしゃしたのにつづいて、7にちには、東部とうぶシンポの沖合おきあいからSLBM=潜水せんすいかん発射はっしゃ弾道だんどうミサイルと推定すいていされる短距離たんきょり弾道だんどうミサイル1はつを、さらに、12にちには、ふたたスナン付近ふきんから短距離たんきょり弾道だんどうミサイル3はつを、それぞれ発射はっしゃしていました。

韓国かんこくでは、アメリカのバイデン大統領だいとうりょうが、今月こんげつ21にちにユン・ソンニョル大統領だいとうりょうはじめて会談かいだんし、かく戦力せんりょくふく拡大かくだい抑止よくし」に責任せきにんたすことを確認かくにんしたほか北朝鮮きたちょうせんが「敵視てきし政策せいさく」の象徴しょうちょう位置いちづけるべいかん合同ごうどう軍事ぐんじ演習えんしゅう規模きぼ拡大かくだいけて協議きょうぎはじめることなど合意ごういしました。

またバイデン大統領だいとうりょうは、つづいておとずれた日本にっぽんで23にち岸田きしだ総理そうり大臣だいじん会談かいだんし、北朝鮮きたちょうせんかく・ミサイル問題もんだい深刻しんこく懸念けねん共有きょうゆうしたうあ-る一層いっそう緊密きんみつ連携れんけい確認かくにんしたばかりで、一連いちれん訪問ほうもんえた翌日よくじつ弾道だんどうミサイルを発射はっしゃすることで、にちべいかん3か国かこく連携れんけいつよけん制けんせいするねらいがあるとみられます。

一方いっぽう北朝鮮きたちょうせんでは、新型しんがたコロナウイルスによるとみられる発熱はつねつしゃ相次あいつぎ、海外かいがいからのワクチン提供ていきょうこばみつつ、都市とし封鎖ふうさ人海じんかい戦術せんじゅつ感染かんせん封じ込ふうじこはかっていて、こうした状況じょうきょうでも、国防こくぼうようであるかく・ミサイル開発かいはつ影響えいきょうはないと印象いんしょうづけたい思惑おもわくもありそうです。

専門せんもん最初さいしょ発射はっしゃされたのは新型しんがたのICBMか”

北朝鮮きたちょうせんから相次あいついで発射はっしゃされた弾道だんどうミサイルについて、海上かいじょう自衛隊じえいたい司令しれいかんつとめたもとうみしょう香田こうだ洋二ようじさんは「1はつについては、『火星かせい17がた』とばれる新型しんがたのICBMだとするミサイルの発射はっしゃ実験じっけん過去かこったとき最高さいこう高度こうどんだ距離きょりほぼ一致いっちしている」として、最初さいしょ発射はっしゃされたのは新型しんがたのICBM=大陸たいりくかん弾道だんどうミサイルだったという見方みかたしめしています。

そのうえで、「んだ距離きょりなどからみると落下らっかしたのは北朝鮮きたちょうせん東岸とうがんのすぐそばで、飛行ひこうちゅうほぼ北朝鮮きたちょうせん上空じょうくうんでいることになる地上ちじょうからおおデータことをんらったとみられ、精密せいみつなデータをとって具合ぐあいつけ、完成かんせいたかめようとしているのだろう」とはなしています。

また午前ごぜん642ふんごろに発射はっしゃされたものについては最高さいこう高度こうどんだ距離きょりからすでに実戦じっせん配備はいびされているとみられる短距離たんきょり弾道だんどうミサイルとかんがえられるとしたうえで、「新型しんがたのICBMの発射はっしゃ実験じっけんにとどまらず、必要ひつようがあれば、すぐにでも使用しようできるミサイルがあることを、にちべいかん3か国かこくしめそうという意図いとがあるのではないか」と分析ぶんせきしています。

そのうえで「韓国かんこくにちべいとの連携れんけい重視じゅうしするユン政権せいけん発足ほっそくし、そのタイミングアメリカのバイデン大統領だいとうりょう日本にっぽん韓国かんこく訪問ほうもんしたことは北朝鮮きたちょうせんとしては足元あしもとをゆさぶられるような外交がいこう状況じょうきょうであり、なにもしないという選択肢せんたくしはなかったのだろう。一方いっぽうで、『劇薬げきやく』ともえる日本にっぽん上空じょうくうえるような発射はっしゃなどおこなわず、『ジャブ』をことでアメリカ韓国かんこく反応はんのうようという計算けいさんがあったとかんがえられる」とはなしていました。

にちべい外相がいしょう にちべいにちべいかんでの緊密きんみつ連携れんけい確認かくにん

北朝鮮きたちょうせんによる弾道だんどうミサイルの発射はっしゃけ、はやし外務がいむ大臣だいじんは25にち昼前ひるまえアメリカのブリンケン国務こくむ長官ちょうかん電話でんわ会談かいだんおこないました。

このなかりょう外相がいしょうは、にちべい首脳しゅのう会談かいだんにちべいごうしるし4か国かこくのクアッド首脳しゅのう会合かいごうなど開催かいさいされた直後ちょくご今回こんかい発射はっしゃふくめ、北朝鮮きたちょうせんによるかく・ミサイル技術ぎじゅつ開発かいはつ活動かつどうへの深刻しんこく懸念けねん共有きょうゆうしました。

そのうえで、一連いちれん活動かつどう国際こくさい社会しゃかい平和へいわ安定あんていおびやかすものだという認識にんしき一致いっち国連こくれん安保理あんぽり決議けつぎ沿った北朝鮮きたちょうせん完全かんぜん非核ひかくけて、引き続ひきつづき、にちべい両国りょうこく韓国かんこくくわえた3か国かこく緊密きんみつ連携れんけいしていくことを確認かくにんしました。

また地域ちいき安全あんぜん保障ほしょう環境かんきょう一層いっそうきびしさをしているとして、23にちにちべい首脳しゅのう会談かいだんなどまえ、にちべい同盟どうめい抑止よくしりょく対処たいしょりょく強化きょうか取り組とりくんでいくことでも一致いっちしました。
ソース:NHK ニュース