電車でんしゃ内ないの痴漢ちかんに注意ちゅうい 防犯ぼうはんアプリ「Digi Police」の活用かつよう呼よびかけ

これから夏なつにかけて電車でんしゃ内ないでの痴漢ちかんが増ふえるおそれがあるとして、東京とうきょうなどでは警察けいさつと鉄道てつどう事業じぎょう者しゃが合同ごうどうで乗客じょうきゃくに注意ちゅういを呼よびかけるキャンペーンが行おこなわれました。

このキャンペーンは、首都しゅと圏けんの4つの警察けいさつ本部ほんぶと、21の鉄道てつどう事業じぎょう者しゃが合同ごうどうで行おこなったものです。

このうち、東京とうきょうの渋谷しぶや駅えきには警視庁けいしちょうの警察官けいさつかんやJRなどの関係かんけい者しゃおよそ50人にんが集あつまり、警視庁けいしちょうが開発かいはつした「Digi Police」と呼よばれる防犯ぼうはんアプリを紹介しょうかいするチラシなどを配くばって痴漢ちかんに注意ちゅういするよう呼よびかけました。

「Digi Police」は電車でんしゃ内ないでの利用りようを想定そうていし、ワンタッチで「痴漢ちかんです 助たすけてください」というメッセージを、スマートフォンの画面がめんに表示ひょうじしたり「やめてください」という音声おんせいを流ながしたりする機能きのうがついています。

また、周囲しゅういの人ひとも活用かつようできるよう「ちかんされていませんか？」と尋たずねるメッセージの表示ひょうじ機能きのうもあるということです。

都内とないでは去年きょねん、電車でんしゃ内ないでの痴漢ちかん行為こういでおよそ240人にんが検挙けんきょされていて、警視庁けいしちょうは積極せっきょく的てきに活用かつようしてほしいとしています。

渋谷しぶや警察けいさつ署しょの武井たけい徹とおる署長しょちょうは「被害ひがい者しゃだけでなく周囲しゅういの人ひとにも協力きょうりょくしてもらい、痴漢ちかんを防ふせぐ環境かんきょうを作つくっていきたい」と話はなしていました。

このキャンペーンは、首都しゅと圏けんの各地かくちの駅えきなどで6月つき15日にちまで行おこなわれます。

ソース：NHK ニュース