ロシア軍ぐん ウクライナ東部とうぶの市街しがい地ちなどに攻撃こうげき 激はげしい攻防こうぼう続つづく

ロシア軍ぐんはウクライナ東部とうぶルハンシク州しゅうを中心ちゅうしんに、市街しがい地ちなどへの攻撃こうげきを続つづけています。これに対にたいしウクライナ軍ぐんも抵抗ていこうし、各地かくちで激はげしい攻防こうぼうが続つづいています。

東部とうぶルハンシク州しゅうの完全かんぜん掌握しょうあくを目指めざすロシア軍ぐんは、ウクライナ側がわの拠点きょてんセベロドネツクへの攻勢こうせいを強つよめていて、ウクライナ軍ぐんの参謀さんぼう本部ほんぶは19日にち、ロシア軍ぐんが無人むじん機きで24時間じかん偵察ていさつを行おこない、市街しがい地ちへの砲撃ほうげきを行おこなっているとしています。

またロシア国防省こくぼうしょうは18日にち、セベロドネツクに隣接りんせつするリシチャンシクなども攻撃こうげきし、燃料ねんりょう施設しせつや石油せきゆ精製せいせい所しょを破壊はかいしたとしています。

ルハンシク州しゅうのハイダイ知事ちじは19日にち、自身じしんのSNSで州しゅうの戦況せんきょうについて「セベロドネツクの大だい部分ぶぶんはロシア軍ぐんに掌握しょうあくされている」と明あきらかにしました。

その一方いっぽうで「ドンバスの戦たたかいは、ロシア軍ぐんの計画けいかくどおりには進すすんでいない」という認識にんしきも示しめしました。

イギリス国防省こくぼうしょうは19日にちに公表こうひょうした戦況せんきょう分析ぶんせきで「ここ数すう日にち、ロシアとウクライナはセベロドネツクの各地かくちで激はげしい砲撃ほうげきを続つづけているものの前線ぜんせんに大おおきな変化へんかはみられない」としてこう着こうちゃくした状態じょうたいだと分析ぶんせきしています。

またロシア軍ぐんの兵士へいしの士気しきが低下ていかしていると指摘してきし、背景はいけいには、多おおくの死傷ししょう者しゃが出でていることや戦闘せんとうでのストレス、さらには人員じんいん不足ふそくで部隊ぶたい交代こうたいの機会きかいが限かぎられていることなどがあるとして、士気しきの低下ていかがロシア軍ぐんの作戦さくせん遂行すいこう能力のうりょくに影響えいきょうを及およぼす可能かのう性せいがあるとしています。

一方いっぽう、ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは19日にち、自身じしんのSNSに動画どうがを投稿とうこうし、18日にちに訪問ほうもんした南部なんぶミコライウ州しゅうとオデーサ州しゅうの状況じょうきょうについて「兵士へいしたちの士気しきは高たかく、彼かれらの目めを見みれば、誰だれもが勝利しょうりを確信かくしんしていた。南部なんぶは誰だれにも譲ゆずらないし、すべてを取り戻とりもどす」と述のべウクライナ側がわの士気しきは維持いじされているとして徹底てってい抗戦こうせんの姿勢しせいを強調きょうちょうしました。

ソース：NHK ニュース