親ロシア派の武装勢力は2日、ロシアのメディアに対し「リシチャンシクを完全に包囲した。ウクライナ側はもう逃れられない」と述べ、さらに攻勢を強める構えを示しました。
さらに、親ロシア派の武装勢力は、その後、リシチャンシクの行政権を完全に支配下においたと主張しました。
これに対しウクライナ側の報道官は、地元メディアに対し「まだ包囲はされていない」とする一方、周辺では激しい戦闘が起きているとしていて、ロシア側との間で攻防が続いている模様です。
Show Furigana
【随時更新】ロシア ウクライナに軍事侵攻(3日の動き)
2022-07-03 00:33:15

ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続いています。
ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交など、ウクライナ情勢をめぐる3日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。
(日本とウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間の時差があります)
ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交など、ウクライナ情勢をめぐる3日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。
(日本とウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間の時差があります)
親ロシア派 「リシチャンシクを包囲」と主張

ロシア軍が広範囲でミサイル攻撃
ロシア国防省は2日、東部ドネツク州や、南東部ザポリージャ州、南部ミコライウ州で、ウクライナ軍の指揮所や弾薬庫、兵器などをミサイル攻撃で破壊したと発表しました。
ロシア軍は広範囲にわたって、ミサイルによる攻撃を強めていて、イギリス国防省は2日、ロシア軍が都市部の目標を正確に攻撃するためのミサイルではなく、対艦ミサイルを使っていると指摘し、こうした攻撃が続くことで市民の犠牲がさらに増えることが懸念されます。
ロシア軍は広範囲にわたって、ミサイルによる攻撃を強めていて、イギリス国防省は2日、ロシア軍が都市部の目標を正確に攻撃するためのミサイルではなく、対艦ミサイルを使っていると指摘し、こうした攻撃が続くことで市民の犠牲がさらに増えることが懸念されます。
ロシア軍 ゲラシモフ参謀総長が前線視察
ロシア国防省は2日、ロシア軍の制服組トップのゲラシモフ参謀総長が前線の部隊を視察したと発表し、司令官から報告を受ける写真などを公開しました。
具体的な場所は明らかにしていませんが、先月(6月)26日にもショイグ国防相が、軍事作戦の司令部を訪問したとする映像を公開し、軍事侵攻後、初めてウクライナの前線を視察したとみられています。
ロシアとしては、軍の最高幹部が相次いで前線の部隊を視察したことを公表することで、兵士の士気を高め、一進一退の攻防が続く戦況を有利に進めたい思惑があるとみられます。
具体的な場所は明らかにしていませんが、先月(6月)26日にもショイグ国防相が、軍事作戦の司令部を訪問したとする映像を公開し、軍事侵攻後、初めてウクライナの前線を視察したとみられています。
ロシアとしては、軍の最高幹部が相次いで前線の部隊を視察したことを公表することで、兵士の士気を高め、一進一退の攻防が続く戦況を有利に進めたい思惑があるとみられます。
ソース:NHK ニュース