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ゴーン元会長めぐり 仏の捜査担当者ら日本に到着と仏メディア
2022-07-03 13:38:02

日産自動車のゴーン元会長が経営トップを務めていた自動車メーカー、ルノーの資金を流用して利益を受けていたなどとする疑惑をめぐり、フランスメディアは捜査を担当する予審判事らが関係者の事情聴取を行うため日本に到着したと報じました。
カルロス・ゴーン元会長をめぐっては、経営トップを務めていたルノーの内部調査で中東オマーンの販売代理店への不透明な支払いに関与したとする疑惑などが指摘されていて、フランスの司法当局は重大な事件で裁判を開くかどうか審査する「予審手続き」を進めています。
フランスメディアはゴーン元会長は否定していると伝えていますが、不透明な支払いにより元会長などが受け取った額は1500万ユーロ、日本円で21億円余りにのぼると報じています。
この疑惑に関連してフランスメディアは、捜査を担当する予審判事らが関係者の事情聴取を行うため2日、日本に到着したと伝えました。
予審判事らは今月8日まで日本に滞在し、関係者が金銭のやり取りを知っていたかどうかなどについて調べるものとみられます。
フランスの司法当局はゴーン元会長やオマーンの販売代理店のオーナーなどに逮捕状を出し、ICPO=国際刑事警察機構を通じて国際手配しているほか、ゴーン元会長の逃亡先の中東レバノンで、元会長本人に対する聴取を行い捜査を進めています。
ソース:NHK ニュース