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高飛び込み銀メダル 15歳玉井陸斗 “成長する体”と向き合って
2022-07-04 04:39:02

水泳の世界選手権の飛び込み、男子高飛び込みの決勝で15歳の玉井陸斗選手が銀メダルを獲得しました。玉井選手は東京オリンピックのあと、自身の体の成長と向き合いながら技を磨いてきました。
玉井選手は決勝の3回目で前向きに踏み切り前に4回半回る「109C」を決め99.90と高得点をマークし、一時トップに立ちました。
5回目の演技を終えて4位となりましたが、最後の6回目の演技で後ろ向きに踏み切り2回半ひねりながら2回半回る「5255B」で95.40をマークし、合計で488.00として銀メダルを獲得しました。
この種目の世界選手権で日本選手がメダルを獲得するのは初めてです。
金メダルは東京オリンピックで銀メダルの中国の楊健選手で515.55、銅メダルも中国の選手で485.45でした。
15歳 自身の体の成長と向き合いながら 最高のスタート
この春、高校生になった玉井選手は、本格的な成長期を迎え、東京オリンピックのあとだけでも身長は5センチ伸びて、1メートル60センチに、体重は5キロ増えて55キロになりました。
玉井選手を小学生のときから指導してきた馬淵崇英コーチは「飛び込みでは、体が少し成長するだけでバランスが崩れる。さ来年のパリオリンピックを見据えて、いまは体づくりが非常に大事な時期だ」と、自身の体とどう向き合うかが競技人生を左右するという考えを持っています。
こうした中、玉井選手が重点的に取り組んできたのが下半身の強化です。
体が大きくなった分、入水までの時間をできるだけ長くするためには高さを出す必要があるとして、足に筋力をつけようとしています。
練習拠点にしている兵庫県宝塚市のプールのすぐ隣には、玉井選手専用のトレーニング部屋を設けて、多い時でも週1回だった筋力トレーニングを週3回に増やしました。
玉井選手は「力がついて高さが出れば、空中での回転や入水の時に余裕ができる」と話していました。
さらに、腰に重りをつけて宙返りする練習を繰り返し、素早く回転する感覚を身につけることで、大きくなった体を空中でもしっかりコントロールできるようにしてきました。
馬淵コーチは「東京オリンピックまでは『少年』のような感じだったが、これからはパワーとスピードをつけて『大人』の存在感が必要になる。東京大会から熟成してきたという感じはしている」と手応えを話していました。
今回の世界選手権について、玉井選手は「体力も筋力もいちばん成長して、ピークで迎えるパリオリンピックでのメダルに向けた第一歩として、いいスタートダッシュができれば」と意気込んでいました。
強豪の中国勢に割って入って銀メダルを獲得し、最高のスタートを切りました。
玉井選手を小学生のときから指導してきた馬淵崇英コーチは「飛び込みでは、体が少し成長するだけでバランスが崩れる。さ来年のパリオリンピックを見据えて、いまは体づくりが非常に大事な時期だ」と、自身の体とどう向き合うかが競技人生を左右するという考えを持っています。
こうした中、玉井選手が重点的に取り組んできたのが下半身の強化です。
体が大きくなった分、入水までの時間をできるだけ長くするためには高さを出す必要があるとして、足に筋力をつけようとしています。
練習拠点にしている兵庫県宝塚市のプールのすぐ隣には、玉井選手専用のトレーニング部屋を設けて、多い時でも週1回だった筋力トレーニングを週3回に増やしました。
玉井選手は「力がついて高さが出れば、空中での回転や入水の時に余裕ができる」と話していました。
さらに、腰に重りをつけて宙返りする練習を繰り返し、素早く回転する感覚を身につけることで、大きくなった体を空中でもしっかりコントロールできるようにしてきました。
馬淵コーチは「東京オリンピックまでは『少年』のような感じだったが、これからはパワーとスピードをつけて『大人』の存在感が必要になる。東京大会から熟成してきたという感じはしている」と手応えを話していました。
今回の世界選手権について、玉井選手は「体力も筋力もいちばん成長して、ピークで迎えるパリオリンピックでのメダルに向けた第一歩として、いいスタートダッシュができれば」と意気込んでいました。
強豪の中国勢に割って入って銀メダルを獲得し、最高のスタートを切りました。

ソース:NHK ニュース