「棋聖戦」五番勝負はここまで1勝1敗で、第3局は千葉県木更津市で午前9時から始まりました。
対局は、序盤、ハイペースで進み、先手の藤井五冠が積極的に攻めを仕掛ける展開となりました。
永瀬王座は終盤、持ち時間をほぼ使い切りながら、最後まで反撃する粘りを見せましたが、午後7時14分、145手までで投了。
藤井五冠が勝って2勝1敗とし、タイトル防衛に王手をかけました。
藤井五冠は「対局の途中、自信のない局面もあったが、最後は守りに少し余裕ができる展開になった。タイトル防衛は意識せず、次もしっかり準備して臨めればと思う」と話していました。
一方、あとがなくなった永瀬王座は「見通しが立たない展開で、難しいと思って指していた。次の対局までに少しでも技量を上げていい将棋を指せればと思う」と悔しさをにじませていました。
「棋聖戦」第4局は、今月17日に名古屋市で行われる予定です。
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将棋「棋聖戦」第3局 藤井聡太五冠勝利でタイトル防衛に王手
2022-07-04 11:03:31
