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里見香奈女流四冠 8月からプロ棋士編入試験「全力尽くしたい」
2022-07-06 03:27:46

将棋のプロ棋士を目指して、8月から日本将棋連盟の「編入試験」に臨む里見香奈女流四冠が6日に大阪市内で会見し「厳しい戦いになると思うが全力を尽くしたい」と意気込みを語りました。
ことし5月、プロ棋士への「編入試験」を受験する資格を獲得した里見女流四冠は、6月、日本将棋連盟に受験を申請しました。
「編入試験」が始まるのを前に6日、大阪 福島区の関西将棋会館で会見し、「正直、自分の実力からすると厳しい戦いになると思う。目の前の対局に全力を尽くし、日々がんばりたい」と意気込みを語りました。
里見女流四冠は島根県出雲市の出身で、攻めの棋風や終盤の読みの鋭さから『出雲のイナズマ』という異名で知られます。
2011年からは「奨励会」に所属して女性初の三段になりましたが、プロ棋士として位置づけられる「四段」への昇段は果たせず、4年前、年齢制限のために「奨励会」を退会しました。
その後も女流タイトル獲得数の歴代最多記録を更新するなど活躍を続け、今回、受験資格を得て再びプロ棋士を目指すことになりました。
里見女流四冠は「奨励会にいた時は、プロ棋士になることだけを考えていたが、今は純粋に将棋が大好きで、将棋の技量向上を目指し、強い人と対局したい」と述べました。
「編入試験」では8月以降、四段の棋士との五番勝負を行い、3勝すれば女性初のプロ棋士が誕生します。
ソース:NHK ニュース