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詳報しょうほう宮崎みやざき震度しんど5じゃく 津波つなみ注意ちゅういほう解除かいじょ普段ふだんからそなを”

2025-01-13 19:29:45

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13にちよる日向ひなたなだ震源しんげんとする地震じしんき、宮崎みやざきけん震度しんど5じゃく観測かんそくしたほか宮崎みやざきけん高知こうちけん最大さいだいで20センチ津波つなみ到達とうたつしました。

この地震じしんで、気象庁きしょうちょう南海なんかいトラフ地震じしんとの関連かんれん調しらべるため評価ひょうか検討けんとうかいひらきましたが、巨大きょだい地震じしん可能かのうせい平常へいじょうときくらべて相対そうたいてきたかまったとはかんがえられないとして調査ちょうさ終了しゅうりょうしました。一方いっぽう、いつ巨大きょだい地震じしんきてもおかしくないとして、ふだんからそなえるようびかけています。

各地かくち震度しんど宮崎みやざきけん震度しんど5じゃく

かく市町村しちょうそん震度しんど以下いかのとおりです。

宮崎みやざき宮崎みやざきけん高鍋たかなべまち宮崎みやざきけん新富しんとみまち


宮崎みやざきけん日南にちなん


福岡ふくおかけん久留米くるめ

佐賀さがけん神埼かんざき佐賀さがけん白石しらいしまち

熊本くまもとみなみ熊本くまもときた熊本くまもとけん八代やしろ熊本くまもとけん人吉ひとよし熊本くまもとけん菊池きくち熊本くまもとけん宇土うと熊本くまもとけん城市じょうし熊本くまもとけん阿蘇あそ熊本くまもとけん合志こうし熊本くまもとけん美里みさとまち熊本くまもとけん産山うぶやまむら熊本くまもとけん高森たかもりまち熊本くまもとけん西原にしばらむら熊本くまもとけんみなみ阿蘇あそむら熊本くまもとけん氷川ひかわまち熊本くまもとけん芦北あしきたまち熊本くまもとけん多良木たらぎまち熊本くまもとけんあさぎりまち

大分おおいた大分おおいたけん佐伯さいき大分おおいたけん臼杵きゅうしょ大分おおいたけん竹田たけだ

宮崎みやざきけん都城みやこのじょう宮崎みやざきけん延岡のべおか宮崎みやざきけん小林こばやし宮崎みやざきけん串間くしま宮崎みやざきけん西都さいと宮崎みやざきけんえびの宮崎みやざきけん三股みつまたまち宮崎みやざきけん高原たかはるまち宮崎みやざきけん国富くにどみまち宮崎みやざきけんあやまち宮崎みやざきけん木城きじょうまち宮崎みやざきけん川南かわみなみまち宮崎みやざきけん都農つのまち宮崎みやざきけん門川もんがわまち宮崎みやざきけん美郷みさとまち宮崎みやざきけん高千穂たかちほまち

鹿児島かごしま鹿児島かごしまけん鹿屋かのや鹿児島かごしまけん垂水たるみ鹿児島かごしまけん曽於そお鹿児島かごしまけん霧島きりしま鹿児島かごしまけんいちき串木野くしきの鹿児島かごしまけんみなみさつま鹿児島かごしまけん伊佐いさ鹿児島かごしまけん姶良あいら鹿児島かごしま大崎おおさきまち鹿児島かごしまけん東串良ひがしくしらまち鹿児島かごしまけん肝付きもつきまち
このほか九州きゅうしゅうから東海とうかいそれに長野ながのけん各地かくち震度しんど3から1の観測かんそくしました。

日向ひなたなだ震源しんげんとする今回こんかい地震じしんについて、気象庁きしょうちょう観測かんそくデータくわしく解析かいせきした結果けっか
地震じしん規模きぼしめマグニチュードを6.9から6.6に
震源しんげんふかさを30キロから36キロに、それぞれ更新こうしんしました。


ちょう周期しゅうき地震動じしんどうの「階級かいきゅう2」 宮崎みやざきけん熊本くまもとけん観測かんそく

日向ひなたなだ震源しんげんとするマグニチュード6.9の地震じしんながくゆっくりとしたちょう周期しゅうき地震動じしんどうの「階級かいきゅう2」が宮崎みやざきけん熊本くまもとけん観測かんそくされました。

階級かいきゅう2」は4つの階級かいきゅううちうえから3番目ばんめ
宮崎みやざきけん宮崎みやざき小林こばやし
熊本くまもとけん人吉ひとよし観測かんそくされています。

また、「階級かいきゅう1」の宮崎みやざきけん熊本くまもとけん鹿児島かごしまけん大分おおいたけん佐賀さがけん長崎ながさきけん福岡ふくおかけん鳥取とっとりけん観測かんそくしています。

ちょう周期しゅうき地震動じしんどう規模きぼおおきな地震じしん発生はっせいする周期しゅうきが2びょうえるようなおおきくゆっくりとしたで、とく高層こうそうビルなど影響えいきょうます。気象庁きしょうちょうは「階級かいきゅう2」のでは、高層こうそうビルなどおおきなれをかんじ、つかまらないとあることがむずかしくなるほかたなにある食器しょっきたなほんちることがあるとしています。


津波つなみ注意ちゅういほう解除かいじょ 今後こんごしばらく多少たしょう潮位ちょうい変化へんかつづ

気象庁きしょうちょう津波つなみによる被害ひがいそれがなくなったとして、高知こうちけん宮崎みやざきけん発表はっぴょうしていた津波つなみ注意ちゅういほうを13にち午後ごご1150ふんにすべて解除かいじょしました。高知こうちけん宮崎みやざきけんでは、今後こんごしばらく多少たしょう潮位ちょうい変化へんかつづとして、海水浴かいすいよくうみはいっての作業さぎょうなど十分じゅうぶんつけるようびかけています。

この地震じしん各地かくち津波つなみ観測かんそく
宮崎みやざき宮崎みやざきこうと、宮崎みやざきけん日南にちなん油津あぶらつこうで20センチ
高知こうちけん室戸むろと高知こうちけん土佐とさ清水しみずで10センチ
宮崎みやざきけん日向ひなた細島ほそしまこうすうセンチ程度ていど観測かんそくしました。


南海なんかいトラフ評価ひょうか検討けんとうかい開催かいさい調査ちょうさ終了しゅうりょう

気象庁きしょうちょう地震じしん波形はけいはばから地震じしん規模きぼ計算けいさんしたところ、マグニチュード6.9と推定すいていされ、南海なんかいトラフ地震じしんとの関連かんれんについて調査ちょうさする条件じょうけんの6.8を上回うわまわったことから、専門せんもんからなる評価ひょうか検討けんとうかいひらきました。評価ひょうか検討けんとうかいひらかれたのは去年きょねん8つき日向ひなたなだ震源しんげんとするマグニチュード7.1の地震じしん以来いらい、2かいです。

専門せんもんらが国内外こくないがいデータをもとに検討けんとうした結果けっか震源しんげん南海なんかいトラフ地震じしん想定そうてい震源しんげんいき西にしはじにあるりくがわうみがわのプレートの境界きょうかいきた一方いっぽう地震じしん波形はけい全体ぜんたいからもとめたマグニチュードは6.7と、巨大きょだい地震じしんへの注意ちゅういびかける7.0にたっしていませんでした。


このため気象庁きしょうちょうは、巨大きょだい地震じしんきる可能かのうせい平常へいじょうときくらべて相対そうたいてきたかまったとはかんがえられず、特段とくだん防災ぼうさい対応たいおう必要ひつようはないとして、地震じしんからおよそ2時間じかんはん調査ちょうさ終了しゅうりょうしました。

その後そのご地震じしん波形はけいはばから計算けいさんしたマグニチュードは6.9から6.6に更新こうしんされ、震源しんげんふかさは36キロ推定すいていされることがわかったということです。


地震じしん活動かつどう注意ちゅうい ふだんからそな

13にちよる地震じしん以降いこう日向ひなたなだでは、地震じしん活動かつどう活発かっぱつになっていて、震度しんど1以上いじょう観測かんそくする地震じしんは、14にち午前ごぜん4までに9かいにのぼっています。

気象庁きしょうちょうは、つよかった地域ちいきでは、今後こんご1週間しゅうかんほどは最大さいだい震度しんど5じゃく程度ていど地震じしん注意ちゅういするとともに、南海なんかいトラフ沿では、いつ巨大きょだい地震じしんきてもおかしくないことを念頭ねんとうに、ふだんから地震じしんへのそなすすめるようびかけています。


宮崎みやざきけん震度しんど5じゃく以上いじょう 去年きょねん8つき以来いらい

気象庁きしょうちょうによりますと、宮崎みやざきけん震度しんど5じゃく以上いじょうれを観測かんそくしたのは、2024ねん8つき8にち日向ひなたなだ震源しんげんとするマグニチュード7.1の地震じしん以来いらいです。この地震じしんでは、日南にちなん最大さいだい震度しんど6じゃく観測かんそくしたほか宮崎みやざき串間くしま都城みやこのじょう震度しんど5きょうれを観測かんそくしました。

また宮崎みやざきけん高知こうちけんなど津波つなみ注意ちゅういほう発表はっぴょうされたのは、このときの地震じしん以来いらいです。


去年きょねん8つき地震じしん余震よしんどう程度ていど地震じしん可能かのうせい そなを」

今回こんかい地震じしんについて東京とうきょう大学だいがく地震じしん研究所けんきゅうじょ佐竹さたけ健治けんじ名誉めいよ教授きょうじゅは「去年きょねん8つき地震じしん余震よしんかんがえられる。今後こんごおな程度ていどおおきさのつづ可能かのうせいがありそなをしてほしい。津波つなみ注意報ちゅういほうなので高台たかだい避難ひなんする必要ひつようないが、海岸かいがんからははなれることが必要ひつようだ」とはなしています。


専門せんもん去年きょねん地震じしんのこ部分ぶぶんがずれうごいたか」

南海なんかいトラフのメカニズムにくわしく宮崎みやざき県内けんない地震じしん活動かつどう分析ぶんせきつづけている京都きょうと大学だいがく防災ぼうさい研究所けんきゅうじょ山下やましたひろし亮助りょうすけきょうは「今回こんかい地震じしんは、プレート境界きょうかい発生はっせいしたとみられる。震源しんげんは、去年きょねん8つき日向ひなたなだ震源しんげんとするマグニチュード7.1の地震じしん震源しんげんいきのへりで発生はっせいし、のこった部分ぶぶんがずれうごいた可能かのうせいがある」と分析ぶんせきしています。

また南海なんかいトラフ巨大きょだい地震じしんへの影響えいきょうについては「地震じしんエネルギー去年きょねん8つき地震じしんの2ぶん1ほどで、影響えいきょうほとんどないのではないか」としています。そのうえで「マグニチュードが7にちかかったので、今後こんごしばらくどう程度ていどともな地震じしん注意ちゅうい必要ひつようだ。とく今夜こんや安全あんぜん部屋へやごすようにしてほしい。くらはむやみにそとのはひかえてほしい」とびかけています。


日向ひなたなだ 過去かこにもM7前後ぜんご地震じしん 繰り返くりかえ発生はっせい

今回こんかい震源しんげんふく日向灘ひゅうがなだ周辺しゅうへんではりくのプレートのしたにフィリピンうみプレートがしずんでいて、過去かこにもマグニチュード7前後ぜんご規模きぼおおきな地震じしん繰り返くりかえ発生はっせいしています。

去年きょねん8つきにはマグニチュード7.1の地震じしん発生はっせいし、宮崎みやざきけん日南にちなん震度しんど6じゃく観測かんそくし、九州きゅうしゅう四国しこく各地かくち津波つなみ観測かんそくしました。この地震じしん南海なんかいトラフ地震じしん想定そうてい震源しんげんいきではだい規模きぼ地震じしん発生はっせいする可能かのうせいがふだんとくらべてたかまっているとして、2019ねん運用うんよう開始かいしはじめてなる南海なんかいトラフ地震じしん臨時りんじ情報じょうほう巨大きょだい地震じしん注意ちゅうい)」が発表はっぴょうされました。

昭和しょうわ43ねん(1968ねん)にはマグニチュード7.5の地震じしん発生はっせいし、四国しこく最大さいだい3メートルえる津波つなみ観測かんそくされたほか地震じしん四国しこく九州きゅうしゅうけが人けがにん住宅じゅうたく被害ひがいたということです。

昭和しょうわ59ねん(1984ねん)にはマグニチュード7.1の地震じしん
平成へいせい8ねん(1996ねん)にはマグニチュード6.9の地震じしんそれぞれ発生はっせいしています。

さらに規模きぼおおきな地震じしんきていて、江戸えど時代じだいの1662ねんには「そとしょ地震じしん」とばれる地震じしん発生はっせいし、だい津波つなみ押し寄おしよせておおきな被害ひがいたとされています。この地震じしんこれまでマグニチュード7.6とされていましたが政府せいふ地震じしん調査ちょうさ委員いいんかいは3ねんまえ、マグニチュード8クラス巨大きょだい地震じしんだった可能かのうせいがあると指摘してきしています。

ソース:NHK ニュース