石川いしかわ 輪島わじま 新年しんねんの厄わざわいよけ神事しんじ「面めん様さま年頭ねんとう」 2年ねんぶりに行おこなわれる

能登のと半島はんとう地震じしんで被害ひがいを受うけた石川いしかわ県けん輪島わじま市しで、子こどもたちが神様かみさまにふんして地域ちいきの家々いえいえをまわる、新年しんねんの厄わざわいよけの神事しんじ「面めん様さま年頭ねんとう（めんさまねんとう）」が2年ねんぶりに行おこなわれました。

「面めん様さま年頭ねんとう」は輪島わじま市しの2つの地区ちくに古ふるくから伝つたわる神事しんじで、ユネスコの無形むけい文化ぶんか遺産いさんに登録とうろくされています。

去年きょねんは地震じしんのため中止ちゅうしとなり、14日にちに2年ねんぶりに行おこなわれました。

このうち輪島わじま市し輪島崎わじまざき町まちでは、地区ちくに住すむ小学しょうがく6年生ねんせいの2人にんの男の子おとこのこが面めんをつけ、「面めん様さま（めんさま）」と呼よばれる夫婦ふうふの神様かみさまにふんして地域ちいきの家々いえいえをまわりました。

神社じんじゃでおはらいをうけた男の子おとこのこは、玄関げんかんを「さかき」の枝えだで払はらって清きよめてから座敷ざしきに上あがり、住民じゅうみんの出迎でむかえを受うけていました。

「面めん様さま年頭ねんとう」はこの地区ちくでは1月つきに2回かい行おこなわれ、20日にちには海うみ側がわから山側やまがわに向むかって地域ちいきを回まわる神事しんじが行おこなわれます。

「面めん様さま」を自宅じたくに迎むかえた坂下さかした優ゆうさん（76）は、「ことしは神事しんじができてよかったです。復旧ふっきゅう・復興ふっこうが進すすむように、そして地震じしん前まえの平和へいわな日常にちじょうを早はやく取り戻とりもどせるようにと祈いのりました」と話はなしていました。

ソース：NHK ニュース