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那覇市議会前議長を逮捕 市の土地所有権で便宜か 収賄の疑い
2023-11-15 03:27:14

那覇市の前の市議会議長が市の土地の所有権をめぐって便宜を図る見返りに、複数の人物から現金数千万円を受け取っていたとして警察が前議長を収賄の疑いで逮捕したことが捜査関係者への取材でわかりました。
逮捕されたのは、那覇市議会の前の議長、久高友弘容疑者(75)で、15日午前7時ごろ那覇市内の自宅に捜査員が入りました。
捜査関係者によりますと、久高前議長は那覇市が所有する土地の所有権をめぐって便宜を図る見返りに土地の購入を希望する複数の人物から現金数千万円を受け取ったとして収賄の疑いが持たれています。
久高前議長はおととし2月に那覇市議会の議長室で、市の土地の購入を希望したり所有権を主張したりする複数の関係者の間で現金5000万円の受け渡しが行われたことを認め、ことし3月、議長を辞職しました。
さらにその後、政務活動費を不正に受給した疑いで警察の捜索を受け、先月議員を辞職しています。
那覇市議会事務局によりますと久高前議長は1977年に市議会議員に初当選し、当選回数はあわせて10回で、2019年8月から議長を務めていました。
警察は、ほかにも関係者を贈賄などの疑いで逮捕する方針で、現金の受け渡しの詳しいいきさつなどについて捜査を進めることにしています。
ソース:NHK ニュース