米べいボーイング 従業じゅうぎょう員いんの約やく10％ 1万まん7000人にん程度ていど削減さくげんへ 経営けいえい厳きびしく

アメリカの航空こうくう機きメーカーのボーイングは、従業じゅうぎょう員いん全体ぜんたいのおよそ10％にあたる1万まん7000人にん程度ていどを削減さくげんする計画けいかくを明あきらかにしました。品質ひんしつ問題もんだいを背景はいけいとした業績ぎょうせきの低迷ていめいに、労働ろうどう組合くみあいによるストライキも加くわわり、会社かいしゃの経営けいえいは厳きびしさを増ましています。

これは、ボーイングのケリー・オルトバーグCEOが11日にちの声明せいめいで明あきらかにしました。

この中なかで、オルトバーグ氏しは「会社かいしゃを立て直たてなおすためには厳きびしい決断けつだんが必要ひつようだ」とした上うえで今後こんご、数すうか月かげつの間まに従業じゅうぎょう員いん全体ぜんたいのおよそ10％にあたる1万まん7000人にん程度ていどを削減さくげんするとともに、次世代じせだいの大型おおがた機き、777X型がた機きについては納入のうにゅう時期じきを来年らいねんから再さい来年らいねんに遅おくらせるなどとしています。

ボーイングでは、ことし1月つきに旅客機りょかくきの窓まど部分ぶぶんのパネルが飛行ひこう中ちゅうに吹き飛ふきとぶ事故じこが起おきるなど、品質ひんしつ問題もんだいを背景はいけいに業績ぎょうせきの低迷ていめいが続つづく中なか、西部せいぶワシントン州しゅうのシアトル郊外こうがいなどの工場こうじょうで働はたらく従業じゅうぎょう員いんおよそ3万まん3000人にんが加入かにゅうする労働ろうどう組合くみあいが先月せんげつ13日にちからストライキに突入とつにゅうし、航空こうくう機きの生産せいさんや納入のうにゅうに影響えいきょうが出でています。

会社かいしゃ側がわは4年間ねんかんで30％の賃上ちんあげを行おこなうことなどを提案ていあんしましたが、組合くみあい側がわとの溝みぞは埋うまらず提案ていあんを撤回てっかいしていて、ストライキがさらに長期ちょうき化かした場合ばあい、ボーイング本体ほんたいだけでなく、取引とりひき先さきの企業きぎょうにも影響えいきょうが拡大かくだいする可能かのう性せいがあります。

ソース：NHK ニュース