Show Furigana
北朝鮮 朝鮮労働党の機関紙「140万人余りの若者が軍へ志願」
2024-10-16 03:06:48

北朝鮮の朝鮮労働党の機関紙は、韓国が首都ピョンヤンに対し、重大な主権侵害を行ったとして、140万人余りの若者たちが、軍への入隊や復隊を志願したと伝えました。
北朝鮮は、ピョンヤン上空に今月、韓国が無人機を飛ばしてビラをまいたと主張し、報復措置も辞さない姿勢を示しています。
北朝鮮は、ピョンヤン上空に今月、韓国が無人機を飛ばしてビラをまいたと主張し、報復措置も辞さない姿勢を示しています。
16日付けの朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、韓国が首都に対して、重大な主権侵害を行ったとした上で、15日までの2日間で各地であわせて140万人余りの若者たちが、軍への入隊や復隊を志願したと伝えました。
そして「戦争を勃発させようと犯罪まで起こす連中との悪縁を絶とうとする新しい世代の復しゅう心のあらわれだ」として、韓国への対決姿勢を強調しました。
専門家からは、無人機をめぐる北朝鮮の対応について、韓国を平和統一の対象ではなく敵対国とみなす政策を、国民に浸透させたいというねらいがあるとの指摘も出ています。
一方で北朝鮮は15日、韓国とつながる北朝鮮側の道路と鉄道の一部を爆破したことについては、これまでのところ発表していません。
青木官房副長官「情報収集 分析 警戒 監視に全力を」
青木官房副長官は記者会見で「北朝鮮の行為は南北間の緊張を高めるもので、事態のエスカレーションにつながらないことが重要だ。今後の北朝鮮の動向などに関し、必要な情報の収集・分析や警戒・監視に全力を挙げていく」と述べました。
また北朝鮮がロシアとの軍事協力を強めていることについて「ウクライナ情勢のさらなる悪化を招くのみならず、わが国を取り巻く地域の安全保障に与える影響の観点から深刻に憂慮すべきだ。安保理決議の完全な履行やウクライナの1日も早い、公正かつ永続的な平和の実現に向け、国際社会と緊密に連携して取り組む」と述べました。
ソース:NHK ニュース