九州など真夏日 広い範囲で大気不安定 土砂災害や大雨に警戒
2021-07-14 03:02:39

気温はさらに上がる見込みで、熱中症に警戒が必要です。
一方、西日本から東日本の広い範囲で大気の状態が非常に不安定になっていて、気象庁は急な雨による土砂災害や川の急な増水、低い土地の浸水に警戒するよう呼びかけています。
14日は西日本から北日本の日本海側を中心に晴れ間が広がり、気象庁は午前11時に「北陸が梅雨明けしたとみられる」と発表しました。
午前11時までの最高気温は、
▽愛媛県大洲市で33.4度、
▽大分県日田市で33.1度、
▽福岡市で32.8度、
▽大阪・枚方市で32.2度、
▽鳥取市で31度ちょうど、
▽金沢市で30.5度、
▽山形県酒田市で30.1度などと
日本海側を中心にすでに30度以上の真夏日となっています。
このあともさらに上がる見込みで、
日中の最高気温は、
▽福岡市で34度、
▽大阪市や高松市、鹿児島市で33度、
▽広島市や松江市、高知市で32度、
▽札幌市や秋田市、金沢市、長野市で31度などと、
予想されています。
各地で厳しい暑さとなり、熱中症に警戒が必要です。
一方、上空の寒気や暖かく湿った空気の影響で、西日本から東日本にかけての広い範囲で大気が非常に不安定な状態が続いていて、ところどころで雨雲が発達しています。
午前11時40分までの1時間には、奈良県下北山村で30.5ミリの激しい雨が降りました。
これから15日にかけて、局地的に雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降る見込みです。
上空の風が弱いため、雨雲が発達すると同じ場所にとどまりやすく、予想を上回る雨の量になる可能性があります。
気象庁は土砂災害や川の急な増水、低い土地の浸水に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、それに「ひょう」にも十分注意するよう呼びかけています。
晴れていても天気が急変するおそれがあり、急に冷たい風が強く吹くなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物に移動するなど安全の確保を心がけてください。
大気の不安定な状態は16日にかけて続く見込みで、最新の気象情報を確認するようにしてください。