人気にんきミステリー作家さっか 内田うちだ康夫やすおさん休きゅう筆ひつ宣言せんげん 脳のう梗塞こうそくの影響えいきょうで

人気にんきミステリー、「浅見あさみ光彦みつひこシリーズ」で知しられる、作家さっかの内田うちだ康夫やすおさんが脳のう梗塞こうそくの影響えいきょうで、小説しょうせつを書かき続つづけることが難むずかしくなったとして、休きゅう筆ひつを宣言せんげんしました。

内田うちだ康夫やすおさん（８はち２に）はコピーライターなどを経へて、昭和しょうわ５ご５ご年ねんに「死者ししゃの木霊こだま」で、作家さっかとしてデビューしました。

フリーのルポライター、「浅見あさみ光彦みつひこ」が事件じけんの謎なぞを解とくミステリーシリーズが大だいヒットして、シリーズはこれまでに１いち０ぜろ０ぜろ作さくを超こえ、累計るいけいの発行はっこう部数ぶすうは９きゅう６ろく０ぜろ０ぜろ万まん部ぶに達たっしています。

内田うちださんは平成へいせい２に６ろく年ねんから、このシリーズの最新さいしん作さく「孤こ道どう」を新聞しんぶんに連載れんさいしていましたが、おととしの７月しちがつ、脳のう梗塞こうそくで倒たおれ、その後そのご、連載れんさいを中断ちゅうだんしていました。

出版しゅっぱん元もとの毎日まいにち新聞しんぶん出版しゅっぱんによりますと、内田うちださんは今いまでも左ひだり半身はんしんにまひが残のこり、小説しょうせつを書かき続つづけることが難むずかしくなったとして、小説しょうせつの「休きゅう筆ひつ宣言せんげん」をしました。

内田うちださんはコメントを出だし、「僕ぼくが休きゅう筆ひつすると聞きいて、浅見あさみ光彦みつひこは『これで軽井沢かるいざわのセンセに、あることないことを書かかれなくてすむ』と思おもうことでしょう」などとしたうえで、今後こんごは短歌たんかの世界せかいで創作そうさくを続つづけるとしています。

小説しょうせつ「孤こ道どう」は、ことし５月ごがつに未完みかんのまま刊行かんこうされますが、作品さくひんの続つづきとなる小説しょうせつを公募こうぼすることになり、最もっとも優すぐれた作品さくひんが「完結かんけつ編へん」として、出版しゅっぱんされるということです。

ソース：NHK ニュース