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北海道新幹線1年 乗車率33%で予想上回る 課題は冬場
2017-03-25 19:05:22

本州と北海道を結ぶ北海道新幹線が開業して、26日で1年になります。これまでの利用者数はJRの当初の予想を上回っていますが、冬場は落ち込んでいて、年間を通して新幹線の安定した利用を確保していくことが課題になっています。
JR北海道によりますと、北海道新幹線の去年3月26日の開業から先月末までの利用者数はおよそ220万人でした。1日当たりの平均は6500人、乗車率で33%となり、JRの当初の見込みの平均5000人、乗車率で26%程度を上回り、開業前の在来線に比べて1.7倍に増えました。
ただ、利用者数は季節によって偏りがあり、8月は1日当たり平均9600人、乗車率で48%でしたが、先月は平均3600人、乗車率で19%にとどまるなど夏に増えて冬に落ち込む傾向が浮き彫りになりました。
北海道では、夏に観光の最盛期を迎え、冬は閑散期となる地域がほとんどで、利用者数の推移は観光目的が多く、ビジネスでの利用が少ないという北海道新幹線の特徴を反映した形です。
JRは、ことし1月、新函館北斗駅で新幹線と接続してスキーリゾートとして人気のニセコエリアへと向かう期間限定の特急列車を運行するなど冬のてこ入れを模索しています。今後はこうした対策をさらに充実させ、年間を通して安定した利用を確保していくことが課題になっています。
ただ、利用者数は季節によって偏りがあり、8月は1日当たり平均9600人、乗車率で48%でしたが、先月は平均3600人、乗車率で19%にとどまるなど夏に増えて冬に落ち込む傾向が浮き彫りになりました。
北海道では、夏に観光の最盛期を迎え、冬は閑散期となる地域がほとんどで、利用者数の推移は観光目的が多く、ビジネスでの利用が少ないという北海道新幹線の特徴を反映した形です。
JRは、ことし1月、新函館北斗駅で新幹線と接続してスキーリゾートとして人気のニセコエリアへと向かう期間限定の特急列車を運行するなど冬のてこ入れを模索しています。今後はこうした対策をさらに充実させ、年間を通して安定した利用を確保していくことが課題になっています。
ソース:NHK ニュース