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遺体で見つかった女児 行方不明当日~翌日に死亡か
2017-03-27 09:03:52

26日、千葉県我孫子市で小学生の女の子が遺体で見つかった事件で、女の子は、遺体の状況から行方不明になった当日から翌日にかけて死亡したと見られることが、捜査関係者への取材でわかりました。警察は、女の子が自宅を出てまもなく事件に巻き込まれた可能性もあると見て、殺人と死体遺棄の疑いで捜査しています。
26日午前7時前、千葉県我孫子市北新田の水田や畑の中にある排水路脇の草むらで、松戸市に住む小学3年生でベトナム国籍のレェ・ティ・ニャット・リンさん(9)が遺体で見つかりました。
警察の調べによりますと、遺体には首に絞められたようなあとがあったことなどから、警察は、殺人と死体遺棄の疑いで捜査しています。
その後の調べで、遺体の状況からリンさんは行方不明になった今月24日から翌日にかけて死亡したと見られることが、捜査関係者への取材でわかりました。
また、これまでの調べで、リンさんの自宅と小学校の間で子どもたちの通学を見守っているボランティアは、行方不明になった当日、リンさんの姿は見かけなかったということです。
警察は、リンさんが登校するために自宅を出てまもなく事件に巻き込まれた可能性もあると見て、自宅周辺や通学路などで不審な人物が目撃されていないか詳しく調べています。
警察の調べによりますと、遺体には首に絞められたようなあとがあったことなどから、警察は、殺人と死体遺棄の疑いで捜査しています。
その後の調べで、遺体の状況からリンさんは行方不明になった今月24日から翌日にかけて死亡したと見られることが、捜査関係者への取材でわかりました。
また、これまでの調べで、リンさんの自宅と小学校の間で子どもたちの通学を見守っているボランティアは、行方不明になった当日、リンさんの姿は見かけなかったということです。
警察は、リンさんが登校するために自宅を出てまもなく事件に巻き込まれた可能性もあると見て、自宅周辺や通学路などで不審な人物が目撃されていないか詳しく調べています。
通っていた小学校が会見
事件を受けて、リンさんが通っていた千葉県松戸市の小学校が27日午後、記者会見を開きました。
このなかで、松戸市の六実第二小学校の古庄誠校長は「元気で何事にも頑張るリンちゃんを思うと本当に残念で、悔しく思います」と話しました。
また学校側は、リンさんについて「ピンク色の持ち物などが好みで友達と仲よく、おしゃべりが好きな明るい女の子だった。3年生になると各学期ごとに給食や体育、音楽の係をそれぞれ担当し、積極的に活動していた」と述べました。
学校側の説明によりますと、リンさんは2年生までは近所の児童と一緒に登校することもあったということですが、3年生になってその児童が引っ越してからは、1人で登校することが多くなったということです。
小学校は、事件を受けて、児童たちの安全を考慮し春休み中に児童が登校する行事を取りやめることを決めたということです。そのうえで、児童の心のケアにあたるスクールカウンセラーを配置するとともに、新学期に向けて、児童の登下校の安全対策について検討することにしています。
小学校は午後6時から保護者を対象にした説明会を開き、事件の経緯や登下校の安全対策などについて説明することにしています。
このなかで、松戸市の六実第二小学校の古庄誠校長は「元気で何事にも頑張るリンちゃんを思うと本当に残念で、悔しく思います」と話しました。
また学校側は、リンさんについて「ピンク色の持ち物などが好みで友達と仲よく、おしゃべりが好きな明るい女の子だった。3年生になると各学期ごとに給食や体育、音楽の係をそれぞれ担当し、積極的に活動していた」と述べました。
学校側の説明によりますと、リンさんは2年生までは近所の児童と一緒に登校することもあったということですが、3年生になってその児童が引っ越してからは、1人で登校することが多くなったということです。
小学校は、事件を受けて、児童たちの安全を考慮し春休み中に児童が登校する行事を取りやめることを決めたということです。そのうえで、児童の心のケアにあたるスクールカウンセラーを配置するとともに、新学期に向けて、児童の登下校の安全対策について検討することにしています。
小学校は午後6時から保護者を対象にした説明会を開き、事件の経緯や登下校の安全対策などについて説明することにしています。
日本語が上手 日本語の歌も得意だった
殺害されたレェ・ティ・ニャット・リンさん(9)は、両親や弟と一緒に千葉県松戸市で暮らしていました。
ベトナムのインターネットサイトの記事によりますと、母親の話として、リンさんが3歳のときに父親と3人で来日したと記しています。
おととし、川崎市から松戸市に引っ越してきたということで、小学校によりますと、元気で何事も頑張る子どもで、教室でのおしゃべりが好きだったということです。学校では日本語の指導を受けていたということで、習ったあとに担任に手紙を書くのが好きだったということです。
リンさんとよく遊んだという同級生の9歳の女の子は「リンちゃんは日本語がとても上手で日本の歌も得意でした。ただ漢字を書くのは苦手で、勉強をまじめに頑張っていました。猫が好きな明るくて元気な子でした」と話していました。
また、近所に住む女性は、リンさんが3歳の弟を自転車に乗せて仲よく遊んでいる姿を見かけたことがあるということで、「優しくて活発な女の子で、私の孫にもよく『あそぼうよ』と声をかけてくれました」と話していました。
リンさんが行方不明になる2日前に母親と弟はベトナムに帰国していて、当日は父親が自宅からリンさんを送り出したということです。リンさんが行方不明になったあと、リンさんの母親と見られる人物のフェイスブックには、ベトナム語で「娘よ、どこにいるの。家に帰っておいで。お母さんはつらい」と、つづられていました。
ベトナムのインターネットサイトの記事によりますと、母親の話として、リンさんが3歳のときに父親と3人で来日したと記しています。
おととし、川崎市から松戸市に引っ越してきたということで、小学校によりますと、元気で何事も頑張る子どもで、教室でのおしゃべりが好きだったということです。学校では日本語の指導を受けていたということで、習ったあとに担任に手紙を書くのが好きだったということです。
リンさんとよく遊んだという同級生の9歳の女の子は「リンちゃんは日本語がとても上手で日本の歌も得意でした。ただ漢字を書くのは苦手で、勉強をまじめに頑張っていました。猫が好きな明るくて元気な子でした」と話していました。
また、近所に住む女性は、リンさんが3歳の弟を自転車に乗せて仲よく遊んでいる姿を見かけたことがあるということで、「優しくて活発な女の子で、私の孫にもよく『あそぼうよ』と声をかけてくれました」と話していました。
リンさんが行方不明になる2日前に母親と弟はベトナムに帰国していて、当日は父親が自宅からリンさんを送り出したということです。リンさんが行方不明になったあと、リンさんの母親と見られる人物のフェイスブックには、ベトナム語で「娘よ、どこにいるの。家に帰っておいで。お母さんはつらい」と、つづられていました。
「かわいく明るい子だった」
小学校の通学路のそばに住む70代の女性は、リンさんについて、「すごくかわいくて明るい子で、最初は彼女から『おはよう』と声をかけてきてくれたので、最近の子どもなのにきちんとあいさつできて偉いなと思いながら、いつもあいさつしていました。このあたりは車が多く、人通りは少ないのですが、彼女はいつも1人で歩いていました」と話していました。
ベトナム大使館 「捜査に全面協力」
ベトナム大使館のチャン・ヒュー・トー1等書記官は27日、捜査本部が置かれている我孫子警察署やリンさんの自宅を訪れたあと、報道陣の取材に応じ、「とても悲しい事件だ。事件の解決に向け地元の警察の捜査に全面的に協力したい」と話していました。
ソース:NHK ニュース