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北朝鮮 今月末にかけ記念日相次ぐ 関係国警戒強める
2017-04-09 19:49:45

北朝鮮は、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長が最高指導者に就任して11日で5年になるなど、今月末にかけて相次ぐ記念日を控えており、これらの節目に合わせて6回目の核実験やさらなるミサイル発射に踏み切る可能性があるとして、関係国が警戒と監視を強めています。
北朝鮮は、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長が最高指導者に就任して11日で5年になるほか、15日にキム委員長の祖父、キム・イルソン(金日成)主席の生誕105年、25日には朝鮮人民軍の創設85年と、今月末にかけて相次ぐ記念日を控えています。
こうした節目に合わせて、北朝鮮は過去、たびたび軍事的な挑発に出ており、去年も新型の中距離弾道ミサイル「ムスダン」の初めての発射が4月のキム主席の誕生日に、「初めての核弾頭爆発実験」と称する5回目の核実験が9月の建国記念日に、それぞれ強行されました。
北朝鮮は去年、2回の核実験と20発余りの弾道ミサイル発射を行ったのに続き、ことしに入ってすでに弾道ミサイル7発を発射しており、北東部プンゲリ(豊渓里)では新たな核実験に向けた準備とも受け取れる動きが衛星写真で捉えられています。
このため、北朝鮮が、キム委員長の権威づけや国威発揚を図るとともに、北朝鮮に対する武力行使も排除しない姿勢を示しているアメリカのトランプ政権をけん制しようと、6回目の核実験やさらなるミサイル発射に踏み切る可能性があるとして、関係国は警戒と監視を強めています。
こうした節目に合わせて、北朝鮮は過去、たびたび軍事的な挑発に出ており、去年も新型の中距離弾道ミサイル「ムスダン」の初めての発射が4月のキム主席の誕生日に、「初めての核弾頭爆発実験」と称する5回目の核実験が9月の建国記念日に、それぞれ強行されました。
北朝鮮は去年、2回の核実験と20発余りの弾道ミサイル発射を行ったのに続き、ことしに入ってすでに弾道ミサイル7発を発射しており、北東部プンゲリ(豊渓里)では新たな核実験に向けた準備とも受け取れる動きが衛星写真で捉えられています。
このため、北朝鮮が、キム委員長の権威づけや国威発揚を図るとともに、北朝鮮に対する武力行使も排除しない姿勢を示しているアメリカのトランプ政権をけん制しようと、6回目の核実験やさらなるミサイル発射に踏み切る可能性があるとして、関係国は警戒と監視を強めています。
ピョンヤンでマラソン大会開かれる
北朝鮮の軍事的な動向に関係国の警戒が強まる中、9日にピョンヤンで、外国人選手も参加してマラソン大会が開かれました。
大会は4月15日の、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の祖父、キム・イルソン主席の生誕日を祝賀する行事の一貫として毎年行われています。
北朝鮮国営の朝鮮中央通信によりますと、ことしは、大会の出場選手のほか、アメリカや日本を含む50余りの国と地域から市民ランナーおよそ1100人も参加したということです。
北朝鮮は、スポーツ好きで知られるキム委員長の下、国威発揚に向けてスポーツ振興に力を入れていて、核・ミサイル開発をめぐって国際社会からの非難が強まる中、スポーツを通じて国のイメージ改善を図るとともに、外国人観光客の誘致で経済の活性化につなげたい思惑もあると見られます。
大会は4月15日の、キム・ジョンウン朝鮮労働党委員長の祖父、キム・イルソン主席の生誕日を祝賀する行事の一貫として毎年行われています。
北朝鮮国営の朝鮮中央通信によりますと、ことしは、大会の出場選手のほか、アメリカや日本を含む50余りの国と地域から市民ランナーおよそ1100人も参加したということです。
北朝鮮は、スポーツ好きで知られるキム委員長の下、国威発揚に向けてスポーツ振興に力を入れていて、核・ミサイル開発をめぐって国際社会からの非難が強まる中、スポーツを通じて国のイメージ改善を図るとともに、外国人観光客の誘致で経済の活性化につなげたい思惑もあると見られます。
ソース:NHK ニュース