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韓国大統領選 ムン候補 安保政策の米依存は見直すべき
2017-04-25 20:32:29

韓国で、来月9日に投票が行われる大統領選挙の候補者によるテレビ討論会が行われ、支持率でトップを走るムン・ジェイン(文在寅)候補は北朝鮮への対応について、現在の安全保障政策はアメリカに依存しすぎており、見直すべきだという認識を示しました。
25日夜行われたテレビ討論会には、主要な政党から立候補している5人の候補が参加し、核とミサイルの開発を加速化させる北朝鮮への対応などをめぐり、論戦を繰り広げました。
この中で、支持率でトップを走る革新系の最大政党「共に民主党」のムン・ジェイン候補は、「パク・クネ(朴槿恵)前大統領とイ・ミョンバク(李明博)元大統領の時は安全保障に無能な政権で、北の核を兵器にまでさせ、長距離弾道ミサイルに搭載できるくらいにまで高度化させた」として、過去9年間の保守政権による政策は失敗だったと批判しました。
そのうえで「アメリカとの同盟は重視するが、朝鮮半島の問題は韓国が主導するべきだ」と述べ、現在の韓国の安全保障政策はアメリカに依存しすぎており、見直すべきだという認識を示しました。
これに対し、支持率で2位につける中道系の政党「国民の党」のアン・チョルス(安哲秀)候補は「前の国連事務総長のパン・ギムン(潘基文)氏を特使として、アメリカに派遣し、トランプ大統領と速やかに首脳会談を行いたい」と述べ、北朝鮮への対応はアメリカとの強固な同盟関係が前提になるという考えを示しました。
今回の選挙は、北朝鮮が挑発的な行動を続けトランプ政権との対立を深める中、アメリカとどのような関係を築き北朝鮮に対する安全保障政策に取り組んでいくかが重要な争点となっていて、両候補の北朝鮮政策の違いが改めて浮き彫りになりました。
この中で、支持率でトップを走る革新系の最大政党「共に民主党」のムン・ジェイン候補は、「パク・クネ(朴槿恵)前大統領とイ・ミョンバク(李明博)元大統領の時は安全保障に無能な政権で、北の核を兵器にまでさせ、長距離弾道ミサイルに搭載できるくらいにまで高度化させた」として、過去9年間の保守政権による政策は失敗だったと批判しました。
そのうえで「アメリカとの同盟は重視するが、朝鮮半島の問題は韓国が主導するべきだ」と述べ、現在の韓国の安全保障政策はアメリカに依存しすぎており、見直すべきだという認識を示しました。
これに対し、支持率で2位につける中道系の政党「国民の党」のアン・チョルス(安哲秀)候補は「前の国連事務総長のパン・ギムン(潘基文)氏を特使として、アメリカに派遣し、トランプ大統領と速やかに首脳会談を行いたい」と述べ、北朝鮮への対応はアメリカとの強固な同盟関係が前提になるという考えを示しました。
今回の選挙は、北朝鮮が挑発的な行動を続けトランプ政権との対立を深める中、アメリカとどのような関係を築き北朝鮮に対する安全保障政策に取り組んでいくかが重要な争点となっていて、両候補の北朝鮮政策の違いが改めて浮き彫りになりました。
ソース:NHK ニュース