二に階かい幹事かんじ長ちょう 政府せいふ与党よとうで緊張きんちょう感かんを 今村いまむら氏しめぐる報道ほうどうに不満ふまん示しめす

自民党じみんとうの二に階かい幹事かんじ長ちょうは、都内とないで講演こうえんし、今村いまむら前ぜん復興ふっこう大臣だいじんの辞任じにんなどを踏ふまえ、「こうした時ときこそ、気きを引き締ひきしめて、しっかりやらなければいけない」と述のべ、政府せいふ与党よとうで、緊張きんちょう感かんを持もって政権せいけん運営うんえいに当あたりたいという考かんがえを示しめしました。

この中なかで、二に階かい幹事かんじ長ちょうは、辞任じにんした今村いまむら前ぜん復興ふっこう大臣だいじんについて、「多少たしょうの思い上おもいあがりだろう。緊張きんちょうして、自分じぶんの調しらべてきたことを報告ほうこくする気持きもちになれば、あんな言葉ことばは出でてくるわけがない」と述のべました。

そのうえで、二に階かい氏しは、「いろいろな問題もんだいが生しょうじて、閣僚かくりょうが代かわって迷惑めいわくをかけるが、こうした時ときこそ、われわれは気きを引き締ひきしめて、しっかりやらなければいけない」と述のべ、政府せいふ与党よとうで、緊張きんちょう感かんを持もって政権せいけん運営うんえいに当あたりたいという考かんがえを示しめしました。

一方いっぽうで、二に階かい氏しは、今村いまむら氏しの発言はつげんをめぐる一連いちれんの報道ほうどうについて、「政治せいじ家かが何なにか話はなしをしたら、マスコミが、余あますところなく記録きろくを取とって、１いち行こう悪わるいところがあれば、『これはけしからん、すぐ首くびをとれ』となるが、なんということか。言葉ことばの誤解ごかいはないほうがいいに決きまっているが、いちいち首くびをとるまで張り切はりきらなくてもいいのではないか」と述のべ、不満ふまんを示しめしました。

民みん進すすむ 榛はしばみ葉よう氏し「緊張きんちょう感かんない」

民進党みんしんとうの榛はしばみ葉は参議院さんぎいん国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょうは、記者きしゃ会見かいけんで、「自分じぶんの『ムラ』の今村いまむら氏しが迷惑めいわくをかけておいて、なぜ派閥はばつの領袖りょうしゅう（りょうしゅう）が守まもるのか。迷惑めいわくをかけた自分じぶんの子飼こがいの議員ぎいんをかばうというところに緊張きんちょう感かんはなく、分わかっていないのではないか」と述のべました。

共産きょうさん 穀田こくた氏し「極きわめて不遜ふそん」

共産きょうさん党とうの穀田こくた国会こっかい対策たいさく委員いいん長ちょうは、記者きしゃ会見かいけんで「自民党じみんとうの本音ほんねが出でている。メディアは、権力けんりょくと一定いっていの距離きょりをとり、批判ひはんするのが当然とうぜんの役割やくわりで、それを根本こんぽんから否定ひていしかねない発言はつげんだ。すごく間違まちがっているし、極きわめて不遜ふそんな発言はつげんだ」と述のべました。

ソース：NHK ニュース