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テニス もと世界せかい女王じょおうシャラポワが大会たいかい復帰ふっき いち回戦かいせん突破とっぱ

2017-04-26 19:20:32

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ドーピングで資格しかく停止ていし処分しょぶんけていたテニスもと世界せかい女王じょおうロシアマリア・シャラポワ選手せんしゅが、処分しょぶんけたろくにち、ドイツでおこなわれている女子じょしツアーの大会たいかい復帰ふっきいち回戦かいせん突破とっぱしました。
さんぜろさいのシャラポワ選手せんしゅは、よんだい大会たいかいすべてを制覇せいはする「生涯しょうがいグランドスラム」を達成たっせいしたもと世界せかい女王じょおうです。去年きょねん1月いちがつ全豪オープンぜんごうお-ぷんおこなわれたドーピング検査けんさ禁止きんし薬物やくぶつメルドニウム陽性ようせい反応はんのうしめし、国際こくさいテニス連盟れんめいから年間ねんかん資格しかく停止ていし処分しょぶんけましたが、その後そのごいちねんさんか月かげつ期間きかん短縮たんしゅくされていました。

シャラポワ選手せんしゅは、ドイツシュツットガルトひらかれている女子じょしツアーの大会たいかい主催しゅさいしゃ推薦すいせんけて出場しゅつじょうし、処分しょぶんけたろくにちいち回戦かいせん世界せかいランキングさんろくイタリアロベルタ・ビンチ選手せんしゅ対戦たいせんしました。

去年きょねん全豪オープンぜんごうお-ぷん以来いらいいちねんさんか月かげつぶりの公式こうしきせんのぞむシャラポワ選手せんしゅコート姿すがたせると、会場かいじょうには復帰ふっきよろこぶボードがかかげられるなどあたたかくむかえられました。

シャラポワ選手せんしゅは、立ち上たちあがりのだいいちセット、うごきにかたさが目立めだち、相手あいてさきにサービスゲームをうばわれましたが、徐々じょじょにショットの精度せいどがり、サービスエースやネットプレーなど本来ほんらい多彩たさい攻撃こうげき巻き返まきかえななりました。

だいセットは、ファーストサーブがなかなかまらずにくるしみましたが、強烈きょうれつなリターンエースなどでペースをつかみ、ろくさんってセットカウントたいぜろのストレートちで復帰ふっきせん勝利しょうりかざりました。

一方いっぽう、シャラポワ選手せんしゅ処分しょぶん解除かいじょされた主催しゅさいしゃ推薦すいせんけて復帰ふっきたしたことには、男子だんし世界せかい王者おうじゃイギリスアンディ・マレー選手せんしゅが「自力じりき復帰ふっきすべきで推薦すいせんあたえるべきではない」と発言はつげんするなど、男女だんじょのトップ選手せんしゅ一部いちぶからは批判ひはんてきこえがっていました。

いちねんさんか月かげつ資格しかく停止ていし期間きかん復帰ふっき

シャラポワ選手せんしゅのドーピングが発覚はっかくしたのは去年きょねん3月さんがつ、シャラポワ選手せんしゅみずからが記者きしゃ会見かいけんしてあきらかにしました。

か月かげつまえ去年きょねん1月いちがつ全豪オープンぜんごうお-ぷんのドーピング検査けんさで、このとしからあらたに禁止きんし薬物やくぶつ指定していされたメルドニウムに陽性ようせい反応はんのうしめし、ITF=国際こくさいテニス連盟れんめいから暫定ざんていてき出場しゅつじょう停止ていし処分しょぶんけたのです。

シャラポワ選手せんしゅは、長年ながねん医師いしから処方しょほうされていたくすり成分せいぶんにメルドニウムがふくまれていたうえ、メルドニウムがあらたに指定していされたことをらなかったと釈明しゃくめいしましたが、テニス連盟れんめい6月ろくがつ年間ねんかん資格しかく停止ていし処分しょぶんしました。

このため、シャラポワ選手せんしゅはこの処分しょぶん不服ふふくとしてCAS=スポーツ仲裁ちゅうさい裁判所さいばんしょ提訴ていそした結果けっか、CASは10月じゅうがつに「選手せんしゅにはくすり禁止きんし薬物やくぶつふくまれるかどうか確認かくにんをしなかった過失かしつがある」と指摘してきした一方いっぽうで、「重大じゅうだい過失かしつがあったとまではえない」として、シャラポワ選手せんしゅうったえを一部いちぶみとめました。

そのうえで資格しかく停止ていし期間きかん年間ねんかんからきゅうか月かげつ短縮たんしゅくしていちねんさんか月かげつとする決定けっていし、シャラポワ選手せんしゅ資格しかく停止ていしはことしの4月しがつにちまでとなっていました。
ソース:NHK ニュース