Show Furigana
米韓合同軍事演習が終了 両軍の北朝鮮へのけん制は続く
2017-04-30 07:11:29

先月から韓国で行われていたアメリカ軍と韓国軍による定例の合同軍事演習は30日に終了しました。ただ、アメリカ軍の原子力潜水艦は当面、朝鮮半島の周辺にとどまることになっていて、北朝鮮に対する米韓両軍のけん制は続くことになります。
韓国では先月1日から、朝鮮半島有事を想定したアメリカ軍と韓国軍の定例の合同軍事演習が行われ、韓国軍からおよそ29万人、アメリカ軍からおよそ9700人が参加したほか、アメリカ軍の原子力空母「カール・ビンソン」を中心とする艦隊も派遣されました。
ことしは、海上の輸送船から戦車や物資を陸揚げする訓練が、陸海空3軍の連携による実戦的な形で初めて行われたほか、ミサイル基地に爆撃や砲撃をしたうえで戦車部隊と特殊部隊が基地を制圧する訓練などが行われました。
演習の期間中、北朝鮮は合わせて8発の弾道ミサイルを発射したほか、今月25日の軍創設の記念日には300門余りの長距離砲などを投入した大規模な攻撃訓練を行い、挑発を続けました。
合同軍事演習は30日で終了しましたが、「カール・ビンソン」を中心とする艦隊は29日から韓国海軍と共同訓練を行っているほか、韓国軍の関係者によりますと、南部プサン(釜山)に停泊しているアメリカ軍の原子力潜水艦「ミシガン」は当面、朝鮮半島の周辺にとどまるということです。
北朝鮮がアメリカへの対決姿勢を鮮明にする中、米韓両軍は北朝鮮が今後も軍事的な挑発に出るおそれがあると見ていて、北朝鮮に対するけん制は演習が終わっても続くことになります。
ことしは、海上の輸送船から戦車や物資を陸揚げする訓練が、陸海空3軍の連携による実戦的な形で初めて行われたほか、ミサイル基地に爆撃や砲撃をしたうえで戦車部隊と特殊部隊が基地を制圧する訓練などが行われました。
演習の期間中、北朝鮮は合わせて8発の弾道ミサイルを発射したほか、今月25日の軍創設の記念日には300門余りの長距離砲などを投入した大規模な攻撃訓練を行い、挑発を続けました。
合同軍事演習は30日で終了しましたが、「カール・ビンソン」を中心とする艦隊は29日から韓国海軍と共同訓練を行っているほか、韓国軍の関係者によりますと、南部プサン(釜山)に停泊しているアメリカ軍の原子力潜水艦「ミシガン」は当面、朝鮮半島の周辺にとどまるということです。
北朝鮮がアメリカへの対決姿勢を鮮明にする中、米韓両軍は北朝鮮が今後も軍事的な挑発に出るおそれがあると見ていて、北朝鮮に対するけん制は演習が終わっても続くことになります。
ソース:NHK ニュース