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仏大統領選 決選投票続く 大勢判明は8日朝の見通し
2017-05-07 09:46:55

EU=ヨーロッパ連合との関係や、移民政策などをめぐって、無所属のマクロン候補と極右政党のルペン候補との間で争われるフランス大統領選挙の決選投票が、日本時間の午後から行われています。選挙の結果は、今後のEUの行方や国際情勢にも影響を及ぼしかねないだけに、有権者の判断が注目されます。
フランス大統領選挙の決選投票は7日午前8時(日本時間の7日午後3時)から、フランス各地のおよそ6万7000か所の投票所で一斉に始まりました。
決選投票は、先月行われた1回目の投票で上位2位を占めた、中道で無所属のマクロン候補と、極右政党、国民戦線のルペン候補の間で争われています。
マクロン氏は日本時間の午後6時ごろ、妻のブリジットさんとともに自宅のある北部のルトゥケの投票所を訪れて1票を投じ、その後、支持者たちとの握手や写真撮影に応じていました。
一方のルペン氏も日本時間午後6時すぎ、党の地盤の1つである北部のエナンボーモンの投票所を訪れ、笑顔を見せながら投票を済ませました。
選挙戦では、ルペン氏がEUとの関係を見直し、治安対策を理由に移民や難民を制限すべきだと訴えたのに対し、マクロン氏はEUとの関係を重視し、合法的な移民は受け入れるべきだと主張し、激しい論戦を繰り広げました。
選挙の結果は今後のEUの行方を大きく左右するうえ、自国の利益を優先する動きが広がっている国際情勢にも影響を及ぼしかねないだけに、有権者の判断が注目されます。
投票は日本時間の8日午前3時に締め切られ、即日開票されて、朝には大勢が判明する見通しです。
決選投票は、先月行われた1回目の投票で上位2位を占めた、中道で無所属のマクロン候補と、極右政党、国民戦線のルペン候補の間で争われています。
マクロン氏は日本時間の午後6時ごろ、妻のブリジットさんとともに自宅のある北部のルトゥケの投票所を訪れて1票を投じ、その後、支持者たちとの握手や写真撮影に応じていました。
一方のルペン氏も日本時間午後6時すぎ、党の地盤の1つである北部のエナンボーモンの投票所を訪れ、笑顔を見せながら投票を済ませました。
選挙戦では、ルペン氏がEUとの関係を見直し、治安対策を理由に移民や難民を制限すべきだと訴えたのに対し、マクロン氏はEUとの関係を重視し、合法的な移民は受け入れるべきだと主張し、激しい論戦を繰り広げました。
選挙の結果は今後のEUの行方を大きく左右するうえ、自国の利益を優先する動きが広がっている国際情勢にも影響を及ぼしかねないだけに、有権者の判断が注目されます。
投票は日本時間の8日午前3時に締め切られ、即日開票されて、朝には大勢が判明する見通しです。
投票を終えた人たちは
パリ15区の区役所に設けられた投票所には雨が降る中、午前8時の投票開始の前から大勢の有権者が訪れ、1票を投じていました。
中道で無所属のマクロン候補に投票したという女性は「今のフランスには若くて希望をもたらす大統領が必要だと思い投票しました。誰もが明るく寛容に生きられるフランスにしてほしいです」と話していました。
同じくマクロン氏に投票したという男性は「マクロン氏の公約には納得できませんが、国民戦線のルペン氏に反対するために投票しました。マクロン氏にはフランスで課題になっている貧困の問題を解決してほしい」と話し、極右政党のルペン氏の勝利を阻止するためにマクロン氏に投票したことを明らかにしました。
また、先月の1回目の投票で中道右派のフィヨン氏に投票し、今回は白票を投じたという男性は「マクロン氏は賢くても経験が少なく、多くの課題を抱える今のフランスを率いていけるのか疑問です。マクロン氏が大統領になっても、フランスがどちらに向かうのか予測できない」と話し、マクロン氏の指導力に疑問を呈していました。
中道で無所属のマクロン候補に投票したという女性は「今のフランスには若くて希望をもたらす大統領が必要だと思い投票しました。誰もが明るく寛容に生きられるフランスにしてほしいです」と話していました。
同じくマクロン氏に投票したという男性は「マクロン氏の公約には納得できませんが、国民戦線のルペン氏に反対するために投票しました。マクロン氏にはフランスで課題になっている貧困の問題を解決してほしい」と話し、極右政党のルペン氏の勝利を阻止するためにマクロン氏に投票したことを明らかにしました。
また、先月の1回目の投票で中道右派のフィヨン氏に投票し、今回は白票を投じたという男性は「マクロン氏は賢くても経験が少なく、多くの課題を抱える今のフランスを率いていけるのか疑問です。マクロン氏が大統領になっても、フランスがどちらに向かうのか予測できない」と話し、マクロン氏の指導力に疑問を呈していました。
ソース:NHK ニュース