三菱みつびし重工じゅうこう ＭＲＪの開発かいはつ費ひ増ぞうなどで大幅おおはば減益げんえき

三菱みつびし重じゅう工業こうぎょうのことし３月さんがつ期きの決算けっさんは、国産こくさん初はつのジェット旅客機りょかくき、ＭＲＪの開発かいはつ費ひが膨ふくらんだことなどから、営業えいぎょう利益りえきは前まえの年としの同おなじ時期じきと比くらべて５ご０ぜろ％余あまり減少げんしょうしました。

三菱みつびし重じゅう工業こうぎょうのことし３月さんがつ期きのグループ全体ぜんたいの決算けっさんによりますと、売り上うりあげは３さん兆ちょう９きゅう１いち４よん０ぜろ億おく円えんと前まえの年としの同おなじ時期じきより３さん．３さん％減少げんしょうし、本業ほんぎょうのもうけを示しめす営業えいぎょう利益りえきは１いち５ご０ぜろ５ご億おく円えんとなり５ご１いち．４よん％減へりました。

これは、国産こくさん初はつのジェット旅客機りょかくき、ＭＲＪの開発かいはつ費用ひようが想定そうてい以上いじょうに膨ふくらんだことや、ＬＮＧ＝液化えきか天然てんねんガスの運搬船うんぱんせんの建造けんぞう事業じぎょうで、採算さいさんが悪化あっかしたことなどによるものです。

ＭＲＪをめぐっては、納入のうにゅう時期じきが５ご度どにわたって延期えんきされており、三菱みつびし重工じゅうこうは外国がいこく人じんのエンジニアおよそ４よん０ぜろ０ぜろ人にんを採用さいようしたり、開発かいはつする子会社こがいしゃの社長しゃちょうを交代こうたいさせ体制たいせいを一新いっしんしたりして、２に０ぜろ２に０ぜろ年ねん半なかばまでの納入のうにゅうを目指めざしています。

三菱みつびし重工じゅうこうの宮永みやなが俊一しゅんいち社長しゃちょうは、記者きしゃ会見かいけんで「航空こうくう機き事業じぎょうは産業さんぎょう障壁しょうへきが非常ひじょうに高たかいので、一度いちど入はいって安定あんていすれば事業じぎょうの柱はしらに育そだつ可能かのう性せいが大おおきい。開発かいはつの完了かんりょうのために全力ぜんりょくを尽つくし、少すこしでも早はやく投入とうにゅうしたい」と述のべ、ＭＲＪの開発かいはつを急いそぐ考かんがえを示しめしました。

ソース：NHK ニュース