噴火ふんか続つづく西之にしの島とう 流れ出ながれでた溶岩ようがんで島しまが拡大かくだい

先月せんげつ、およそ１いち年ねん半はんぶりに噴火ふんかが確認かくにんされた小笠原おがさわら諸島しょとうの西之にしの島とうでは、今月こんげつに入はいっても噴火ふんかが続つづき、流れ出ながれでた溶岩ようがんで島しまの西側にしがわと南西なんせい側がわの海岸かいがん線せんが、これまでより最大さいだいで１いち８はち０ぜろメートル拡大かくだいしたことが、海上かいじょう保安庁ほあんちょうの観測かんそくで確認かくにんされました。

小笠原おがさわら諸島しょとうの父島ちちじまの西にしおよそ１いち３さん０ぜろキロにある西之にしの島とうでは、先月せんげつ２に０ぜろ日にち、島しまの中央ちゅうおうにある火口かこうでおよそ１いち年ねん半はんぶりに噴火ふんかが確認かくにんされ、火口かこうがある斜面しゃめんの複数ふくすうの場所ばしょから溶岩ようがんが流れ出ながれでているのが確認かくにんされました。

その後そのご、海上かいじょう保安庁ほあんちょうが今月こんげつ２に日にちに上空じょうくうから行おこなった観測かんそくでは、島しまの中央ちゅうおうにある火口かこうで噴火ふんかが続つづき、灰色はいいろの噴煙ふんえんが火口かこうから５ご０ぜろ０ぜろメートル程度ていどの高たかさまで上あがっていました。

また、流れ出ながれでた溶岩ようがんで島しまの海岸かいがん線せんが、去年きょねん９月くがつの時点じてんと比くらべていずれも最大さいだいで、南西なんせい側がわでおよそ１いち８はち０ぜろメートル、西側にしがわでおよそ１いち７なな０ぜろメートル拡大かくだいしていたということです。
拡大かくだいした部分ぶぶんの面積めんせきは、東京ドームとうきょうど-むの広ひろさの１いち．５ご倍ばい近ちかくにあたるおよそ７なな万まん平方メートルへいほうめ-とるで、これにより島しまの大おおきさは、合あわせて２に．７なな５ご平方キロメートルへいほうきろめ-とるになり、もとの島しまのおよそ１いち３さん倍ばいに拡大かくだいしました。

観測かんそくに同行どうこうした専門せんもん家かは「西之にしの島とうではマグマの供給きょうきゅうが依然いぜんとして続つづいていると考かんがえられる」と話はなしていて、海上かいじょう保安庁ほあんちょうは、今後こんごも溶岩ようがんの流出りゅうしゅつが続つづけば島しまがさらに広ひろがる可能かのう性せいがあるとして、注意深ちゅういぶかく監視かんしを続つづけることにしています。

ソース：NHK ニュース