東芝とうしば 綱川つなかわ社長しゃちょうが会見かいけん「改あらためて深ふかくおわび」

東芝とうしばの綱川つなかわ智さとし社長しゃちょうは１いち５ご日にち午後ごご、都内とないの本社ほんしゃで記者きしゃ会見かいけんし、ことし３月さんがつ期き決算けっさんの発表はっぴょうを延期えんきしたことについて陳謝ちんしゃしたうえで、早期そうきの発表はっぴょうを目指めざす考かんがえを示しめしました。

このなかで、綱川つなかわ社長しゃちょうは「当社とうしゃと監査かんさ法人ほうじんは皆みなさまのご心配しんぱいを一刻いっこくも早はやく払拭ふっしょく（ふっしょく）するために協調きょうちょうしながら、適切てきせつかつ早期そうきに決算けっさん手続てつづきを終おわらせるために最善さいぜんを尽つくします。本日ほんじつ、決算けっさんを発表はっぴょうできないことは株主かぶぬし、投資とうし家かをはじめとする関係かんけい者しゃの皆みなさまには多大ただいなご心配しんぱいをかけますことを改あらためて深ふかくおわび申し上もうしあげます」と述のべました。

また、これまで監査かんさ法人ほうじんとの主張しゅちょうに隔へだたりがあったことを踏ふまえて、「監査かんさ法人ほうじんとは前向まえむきに決算けっさん手続てつづきを進すすめようということで協調きょうちょうしようとしている。監査かんさ法人ほうじんに対にたいしてはしっかりと誠実せいじつに協力きょうりょくをしていきたい」と述のべたうえで、現在げんざい、契約けいやくしている「ＰｗＣあらた監査かんさ法人ほうじん」の変更へんこうを検討けんとうしているのかという問といに対にたいしては、「ことし３月さんがつ期きの決算けっさんに関にかんしては、ＰｗＣあらたとしっかりとやっていく。今後こんごについては、特とくに何なにか決きめたということは聞きいていない」と述のべました。

さらに、アメリカの原子力げんしりょく事業じぎょうをめぐり監査かんさ法人ほうじんが指摘してきしていた巨額きょがくの損失そんしつを認識にんしきした時期じきの調査ちょうさについて、綱川つなかわ社長しゃちょうは「監査かんさの手続てつづきが続つづいているので、調査ちょうさを継続けいぞくしている」と述のべ、調査ちょうさを引き続ひきつづき行おこなう考かんがえを明あきらかにしました。

一方いっぽう、綱川つなかわ社長しゃちょうは、半導体はんどうたい事業じぎょうの売却ばいきゃく交渉こうしょうをめぐって工場こうじょうの共同きょうどう運営うんえいをしているアメリカのメーカー、ウエスタンデジタルと意見いけんが対立たいりつしていることについて、「半導体はんどうたい事業じぎょうの分社ぶんしゃ化かと株式かぶしきの過半かはんの売却ばいきゃくのプロセスは正当せいとうに実施じっししている。合弁ごうべん事業じぎょうの契約けいやくに抵触ていしょくしている事実じじつもなく、ウエスタンデジタル側がわが止とめる根拠こんきょはない。入札にゅうさつの参加さんか者しゃに東芝とうしばの主張しゅちょうの正当せいとう性せいを伝つたえて懸念けねんを払拭ふっしょくしていく」と述のべました。

そのうえで、半導体はんどうたい事業じぎょうの売却ばいきゃくをめぐる２に回かい目めの入札にゅうさつについては、「予定よていどおり５月ごがつ１いち９きゅう日にちに行おこなうことで作業さぎょうを進すすめている」と述のべました。

ソース：NHK ニュース