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大学入試の新テスト 民間業者活用で公正さに懸念も
2017-05-16 19:42:01

大学入試センター試験に代わり、4年後に始まる新たなテストは思考力や判断力を問うために記述式の問題が導入されるほか、実践的な英語力を測定するため民間の検定試験が活用されます。こうした改革については、新たな学力を測定できると評価する意見がある一方、民間業者の活用でどこまで公正な採点ができるのか懸念も示されています。
文部科学省は、およそ50万人が受験する大学入試センター試験に代わり、4年後の1月に実施される「大学入試共通テスト」の最終案をまとめました。
新たな共通テストは、国語と数学の試験にマークシート方式に加えて記述式の問題が導入されます。
また、英語のテストでは「読む・聞く」力を測定していた大学入試センターの試験をやめて、英検やTOEFLなどの民間の検定試験を活用します。
こうした最終案については、専門家のなかにも思考力や判断力に加えて、実践的な英語のコミュニケーション力を測定できると評価する意見がある一方で、採点などテストの実施に多くの民間事業者が関わることで、テストの公平性や採点の公正さがどこまで確保できるか懸念する意見もあります。
文部科学省は来月、高校や大学の意見を聞いて結論をまとめる方針ですが、新たな共通テストが始まる4年後までに、これらの課題をどこまで解消できるかが入試改革の成否を分けることになります。
新たな共通テストは、国語と数学の試験にマークシート方式に加えて記述式の問題が導入されます。
また、英語のテストでは「読む・聞く」力を測定していた大学入試センターの試験をやめて、英検やTOEFLなどの民間の検定試験を活用します。
こうした最終案については、専門家のなかにも思考力や判断力に加えて、実践的な英語のコミュニケーション力を測定できると評価する意見がある一方で、採点などテストの実施に多くの民間事業者が関わることで、テストの公平性や採点の公正さがどこまで確保できるか懸念する意見もあります。
文部科学省は来月、高校や大学の意見を聞いて結論をまとめる方針ですが、新たな共通テストが始まる4年後までに、これらの課題をどこまで解消できるかが入試改革の成否を分けることになります。
ソース:NHK ニュース