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豊洲問題 専門家会議「無害化」めぐり議論かみ合わず
2017-05-18 08:56:06
豊洲市場の問題で東京都の専門家会議が開かれ、市場の安全性をさらに高めるため、地下の空間の底をコンクリートで覆うなどの対策案が示されました。ただ、土壌汚染を環境基準以下に抑える「無害化」をめぐって、業者などの出席者と、専門家会議や東京都の間で議論がかみ合わず、会議は途中で終了し、改めて議論することになりました。
豊洲市場の土壌汚染対策を検証する専門家会議は、18日午後0時半から午後3時までの日程で始まりました。この中で、施設の安全性をさらに高める対策として地下空間の底を特殊なシートやコンクリートで覆うことや地下水をくみ上げて水位を一定に保つ「地下水管理システム」のポンプ機能を強化するなどとする対策案が示されました。
このあと、出席した市場業者などから、都が7年前、移転の条件として設定した土壌汚染を環境基準以下に抑える「無害化」が達成されておらず、約束が守られるのか疑問だなどとして、専門家会議と東京都に対し無害化の条件を今後も守る意思があるのかどうか明らかにするよう求める意見が相次ぎました。
これに対し平田座長は、「盛り土に代わる対策を検討するのがわれわれの仕事で、無害化するという都の方針を議論する場ではない」と述べ、理解を求めました。また、東京都の村松市場長は「無害化が達成できていないことは真摯(しんし)に受け止めている。きょうの会議は専門家の検証結果を聞くためのもので、無害化を約束するかどうかを議論する場ではない」と述べました。
こうしたやり取りは当初の終了時間をすぎても続けられ、平田座長が会議の進行に理解を求めましたが、出席者からは信用できない以上議論できないなどとして平行線をたどり、会議は途中で終了し、改めて議論することになりました。
このあと、出席した市場業者などから、都が7年前、移転の条件として設定した土壌汚染を環境基準以下に抑える「無害化」が達成されておらず、約束が守られるのか疑問だなどとして、専門家会議と東京都に対し無害化の条件を今後も守る意思があるのかどうか明らかにするよう求める意見が相次ぎました。
これに対し平田座長は、「盛り土に代わる対策を検討するのがわれわれの仕事で、無害化するという都の方針を議論する場ではない」と述べ、理解を求めました。また、東京都の村松市場長は「無害化が達成できていないことは真摯(しんし)に受け止めている。きょうの会議は専門家の検証結果を聞くためのもので、無害化を約束するかどうかを議論する場ではない」と述べました。
こうしたやり取りは当初の終了時間をすぎても続けられ、平田座長が会議の進行に理解を求めましたが、出席者からは信用できない以上議論できないなどとして平行線をたどり、会議は途中で終了し、改めて議論することになりました。
ソース:NHK ニュース