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2025年万博開催都市 大阪やパリなど4都市の争いに
2017-05-22 21:16:02

2025年の万博について、フランスのパリにあるBIE=博覧会国際事務局は22日、開催都市の立候補を締め切りました。BIEによりますと、日本が大阪・此花区の夢洲、フランスがパリ周辺、ロシアがエカテリンブルク、アゼルバイジャンが首都のバクーの立候補をそれぞれ届け出て、4つの都市の争いとなりました。
このうち、日本は、万博のテーマを「いのち輝く未来社会のデザイン」とし、来場者数は2800万人から3000万人を想定するとともに、1兆9000億円の経済効果が見込めるとしています。また、最も早く去年11月に立候補を届け出たフランスは「共有すべき知見、守るべき地球」をテーマとし、5000万人の来場者とおよそ3兆円の経済効果を見込んでいます。
各国政府は、来月13日からパリで開かれるBIEの総会で開催計画などを説明する予定です。そして、開催都市は、来年11月に開かれるBIEの総会で加盟国の投票によって決まります。
このうち、日本は、万博のテーマを「いのち輝く未来社会のデザイン」とし、来場者数は2800万人から3000万人を想定するとともに、1兆9000億円の経済効果が見込めるとしています。また、最も早く去年11月に立候補を届け出たフランスは「共有すべき知見、守るべき地球」をテーマとし、5000万人の来場者とおよそ3兆円の経済効果を見込んでいます。
各国政府は、来月13日からパリで開かれるBIEの総会で開催計画などを説明する予定です。そして、開催都市は、来年11月に開かれるBIEの総会で加盟国の投票によって決まります。
パリ 実現すれば88年ぶり
フランス政府は首都パリの周辺部の地域を万博の開催地にして、鉄道網などの整備を進める計画です。パリでは過去に6回万博が開かれていますが、今回、誘致に成功すれば88年ぶりの開催となります。
また、パリは2025年の万博の前の年、2024年のオリンピックとパラリンピックの招致もアメリカのロサンゼルスと争っていて、世界的な大イベントの2年連続の開催実現に期待が高まっています。
近年はイスラム過激派によるテロが相次いでいて、治安対策が課題となりますが、フランス政府としては、去年開催されたサッカーのヨーロッパ選手権などの経験をもとに、万全の警備態勢を整えたいとしています。
また、パリは2025年の万博の前の年、2024年のオリンピックとパラリンピックの招致もアメリカのロサンゼルスと争っていて、世界的な大イベントの2年連続の開催実現に期待が高まっています。
近年はイスラム過激派によるテロが相次いでいて、治安対策が課題となりますが、フランス政府としては、去年開催されたサッカーのヨーロッパ選手権などの経験をもとに、万全の警備態勢を整えたいとしています。
エカテリンブルク 交通の便が課題
エカテリンブルクはロシア中部、ウラル地方の拠点都市で、人口はおよそ140万。ソビエト時代に軍需産業や鉄鋼業が発展し、7年前からは、工作機械などを展示するロシア国内最大規模の国際見本市「イノプロム」の開催に力を入れ、大規模な会場やホテルなどの整備を進めてきました。
ことし7月に開かれるこの見本市では、日本が「パートナー国」として、専用のパビリオンを設け、100社以上の日本企業が参加する予定で、日ロ両政府は、両国の経済協力を象徴するイベントと位置づけています。
エカテリンブルクは、首都モスクワや、第2の都市サンクトペテルブルクに比べてインフラ整備が立ち遅れ、国際的な知名度も高くありませんが、プーチン政権は、万博を誘致することで、ウラル地方全体の経済の底上げをはかるきっかけにしたい考えです。
一方で、モスクワから東におよそ1500キロ離れ、日本や中国などアジアからもヨーロッパからも交通の便が悪いことから、航空路線の拡大など外国からの訪問客の利便性をどのように高めていくかが、誘致に向けた課題となっています。
ことし7月に開かれるこの見本市では、日本が「パートナー国」として、専用のパビリオンを設け、100社以上の日本企業が参加する予定で、日ロ両政府は、両国の経済協力を象徴するイベントと位置づけています。
エカテリンブルクは、首都モスクワや、第2の都市サンクトペテルブルクに比べてインフラ整備が立ち遅れ、国際的な知名度も高くありませんが、プーチン政権は、万博を誘致することで、ウラル地方全体の経済の底上げをはかるきっかけにしたい考えです。
一方で、モスクワから東におよそ1500キロ離れ、日本や中国などアジアからもヨーロッパからも交通の便が悪いことから、航空路線の拡大など外国からの訪問客の利便性をどのように高めていくかが、誘致に向けた課題となっています。
バクー F1開催の実績も
ソース:NHK ニュース