Show Furigana
地割れ調査 専門家「急激な崩壊の可能性低い」 大分
2017-05-24 09:03:13
多数の地割れが見つかり一部の世帯に避難勧告が出ている大分県豊後大野市の山あいの地区で現地調査を行った国の土砂災害の専門家が会見し、「地割れは地すべりに伴う現象で、直ちに急激な崩壊が起きる可能性は低いものの観測を続ける必要がある」と指摘しました。
豊後大野市朝地町の山あいにある綿田地区では多数の地割れが見つかり、地すべりのおそれがあるとしてこれまでに9世帯17人に避難勧告が出され周辺は警戒区域として関係者以外の立ち入りが禁止されています。
24日は国立研究開発法人土木研究所の専門家が初めて調査に入り、地割れの状況を調べました。調査のあと会見した土木研究所の藤平大上席研究員は「地割れは地すべりに伴う現象で、亀裂は幅がおよそ250メートル縦およそ400メートルにわたって広がっている。斜面の勾配が緩いことなどから直ちに急激な崩壊が起きる可能性は低いものの亀裂は徐々に広がっているので観測を続けていく必要がある」と指摘しました。
そのうえで対策としては「今後、ボーリング調査を行い、地下の状態を調べたうえで、地下水の水位を下げるための工事の実施などを検討する必要がある」という考えを示しました。
豊後大野市の川野文敏市長は「きょうの調査結果を参考にきちんと対策をとり早急に地すべりを収束させたい」と述べました。
24日は国立研究開発法人土木研究所の専門家が初めて調査に入り、地割れの状況を調べました。調査のあと会見した土木研究所の藤平大上席研究員は「地割れは地すべりに伴う現象で、亀裂は幅がおよそ250メートル縦およそ400メートルにわたって広がっている。斜面の勾配が緩いことなどから直ちに急激な崩壊が起きる可能性は低いものの亀裂は徐々に広がっているので観測を続けていく必要がある」と指摘しました。
そのうえで対策としては「今後、ボーリング調査を行い、地下の状態を調べたうえで、地下水の水位を下げるための工事の実施などを検討する必要がある」という考えを示しました。
豊後大野市の川野文敏市長は「きょうの調査結果を参考にきちんと対策をとり早急に地すべりを収束させたい」と述べました。
ソース:NHK ニュース