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会期末控え 「テロ等準備罪」めぐる与野党攻防ヤマ場に
2017-06-11 20:38:05

国会は来週18日に会期末を控え、「共謀罪」の構成要件を改めて「テロ等準備罪」を新設する法案をめぐる与野党の攻防が、今週、ヤマ場を迎える見通しです。民進党や共産党などは、廃案を目指し、安倍内閣に対する不信任決議案などを提出するタイミングを探る方針なのに対し、自民・公明両党は、会期内の成立を模索する考えですが、野党側の出方次第では会期の延長もやむをえないという声も出ています。
国会では、来週18日の会期末を前に、13日に参議院法務委員会で「共謀罪」の構成要件を改めて「テロ等準備罪」を新設する法案の参考人質疑が行われますが、質疑を行うかどうかは決まっておらず、与野党が12日の理事会で協議することにしています。
民進党や共産党など野党4党は、法案を廃案に追い込むことを目指し、「あらゆる手段で採決を阻止したい」としていて、安倍内閣に対する不信任決議案や、金田法務大臣に対する問責決議案などを提出するタイミングを探る方針です。
また野党側は、学校法人「加計学園」の獣医学部の新設をめぐる文書の追加調査の結果を、直ちに公表するよう求めるとともに、文部科学省の前川前事務次官の証人喚問の実現を与党側に迫り、攻勢を強める考えです。
これに対して、自民・公明両党は、「テロ等準備罪」を新設する法案を会期内に成立させるため、これまで16時間となっている法案の審議時間を、今週、できるだけ多く積み重ねるなど、採決に向けた環境整備を急ぐ方針です。ただ、会期末まで残り1週間となるなか、犯罪被害者らが、性犯罪の厳罰化を盛り込んだ刑法の改正案も成立させるよう強く要望していることも踏まえ、与党内からは「野党側の出方次第では、短期間の会期延長もやむをえない」という声も出ていて、与野党の攻防は、今週、ヤマ場を迎えます。
民進党や共産党など野党4党は、法案を廃案に追い込むことを目指し、「あらゆる手段で採決を阻止したい」としていて、安倍内閣に対する不信任決議案や、金田法務大臣に対する問責決議案などを提出するタイミングを探る方針です。
また野党側は、学校法人「加計学園」の獣医学部の新設をめぐる文書の追加調査の結果を、直ちに公表するよう求めるとともに、文部科学省の前川前事務次官の証人喚問の実現を与党側に迫り、攻勢を強める考えです。
これに対して、自民・公明両党は、「テロ等準備罪」を新設する法案を会期内に成立させるため、これまで16時間となっている法案の審議時間を、今週、できるだけ多く積み重ねるなど、採決に向けた環境整備を急ぐ方針です。ただ、会期末まで残り1週間となるなか、犯罪被害者らが、性犯罪の厳罰化を盛り込んだ刑法の改正案も成立させるよう強く要望していることも踏まえ、与党内からは「野党側の出方次第では、短期間の会期延長もやむをえない」という声も出ていて、与野党の攻防は、今週、ヤマ場を迎えます。
ソース:NHK ニュース