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性犯罪の厳罰化 参院委員会で可決 本会議で成立へ
2017-06-16 03:32:37

性犯罪の厳罰化を盛り込んだ刑法の改正案が参議院法務委員会で全会一致で可決され、この後、開かれる参議院本会議で可決・成立する見通しです。
刑法の改正案は、強姦罪の名称を「強制性交等罪」に変更するとともに、罰則を厳しくして今の強姦罪の法定刑の下限を懲役3年から5年に引き上げることや、強姦罪や強制わいせつ罪などで被害者の告訴を必要としている規定を削除し告訴がなくても起訴できるようにすることなどが盛り込まれています。
法案を審議している参議院法務委員会では、16日、参考人質疑が行われ、自民・公明両党が推薦した東京大学大学院の橋爪隆教授は「現行法では強姦罪よりも強盗罪のほうが法定刑が高い。国民の健全な感覚に対応するためには、強姦罪の法定刑も少なくとも強盗罪と同じ程度まで引き上げることが重要だ」と述べました。
また民進党が推薦した、性暴力の被害者で被害者支援活動を行っている山本潤さんは「性暴力の本質は人をものとして扱うことで、その時、私たちは魂を殺される。被害者が性被害を訴えられる社会になるよう、法改正が後押しになると心から願っている」と述べました。
法案は採決の結果、全会一致で可決され、この後、開かれる参議院本会議で可決・成立する見通しです。
法案を審議している参議院法務委員会では、16日、参考人質疑が行われ、自民・公明両党が推薦した東京大学大学院の橋爪隆教授は「現行法では強姦罪よりも強盗罪のほうが法定刑が高い。国民の健全な感覚に対応するためには、強姦罪の法定刑も少なくとも強盗罪と同じ程度まで引き上げることが重要だ」と述べました。
また民進党が推薦した、性暴力の被害者で被害者支援活動を行っている山本潤さんは「性暴力の本質は人をものとして扱うことで、その時、私たちは魂を殺される。被害者が性被害を訴えられる社会になるよう、法改正が後押しになると心から願っている」と述べました。
法案は採決の結果、全会一致で可決され、この後、開かれる参議院本会議で可決・成立する見通しです。
ソース:NHK ニュース