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IS指導者死亡か ロシア国防省が確認進める 米は懐疑的
2017-06-16 20:05:10
ロシア国防省は16日、シリア北部で行った空爆で過激派組織IS=イスラミックステートの指導者、バグダディ容疑者が死亡した可能性があると明らかにしましたが、アメリカ政府は「裏付ける情報は持っていない」などとして、ロシア側の主張に懐疑的な見方を示しました。
ロシア国防省は16日、先月28日にシリア北部のラッカ周辺で行った空爆で、ISの指導者、バグダディ容疑者が死亡した可能性があり、確認を進めていることを明らかにしました。
ロシアのプーチン大統領も主要閣僚などが参加する安全保障会議で、ショイグ国防相から、ロシア軍の空爆で100人以上のテロリストが死亡し、この中にバグダディ容疑者が含まれている可能性があると報告を受けたということです。
また、ロシア国防省がラッカ周辺を上空から撮影した映像だとして、インターネット上に掲載した写真によりますと、空爆が行われたあとの先月29日には、ISの司令部だとされる建物が破壊されている様子がわかります。
これに対して、アメリカ国防総省のデービス報道部長は16日、ロシア側の発表について、「われわれは報道を裏付ける情報は持っていない」というコメントを出しました。
また、アメリカ政府の当局者は、これまでもバクダディ容疑者をめぐって、ロシアやシリアから不正確で誤った情報が、たびたび出てきたとしたうえで、「現段階で今回の主張には多くの欠陥があるように見える」と述べ、ロシア側の主張に懐疑的な見方を示しました。
ロシアのプーチン大統領も主要閣僚などが参加する安全保障会議で、ショイグ国防相から、ロシア軍の空爆で100人以上のテロリストが死亡し、この中にバグダディ容疑者が含まれている可能性があると報告を受けたということです。
また、ロシア国防省がラッカ周辺を上空から撮影した映像だとして、インターネット上に掲載した写真によりますと、空爆が行われたあとの先月29日には、ISの司令部だとされる建物が破壊されている様子がわかります。
これに対して、アメリカ国防総省のデービス報道部長は16日、ロシア側の発表について、「われわれは報道を裏付ける情報は持っていない」というコメントを出しました。
また、アメリカ政府の当局者は、これまでもバクダディ容疑者をめぐって、ロシアやシリアから不正確で誤った情報が、たびたび出てきたとしたうえで、「現段階で今回の主張には多くの欠陥があるように見える」と述べ、ロシア側の主張に懐疑的な見方を示しました。
ソース:NHK ニュース