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東芝とうしば社長しゃちょう 有価ゆうか証券しょうけん報告ほうこくしょ提出ていしゅつ延期えんき陳謝ちんしゃ

2017-06-23 09:52:31

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東芝とうしば綱川つなかわさとし社長しゃちょうさんにち夕方ゆうがた東京とうきょう都内とない本社ほんしゃ記者きしゃ会見かいけんし、有価ゆうか証券しょうけん報告ほうこくしょ提出ていしゅつ期限きげん延長えんちょうしたことを陳謝ちんしゃしたうえで、監査かんさ法人ほうじん協調きょうちょうしてあらたな期限きげんである8月はちがついちぜろにちまでに提出ていしゅつできるようつとめるかんがえをしめしました。
このなか綱川つなかわ社長しゃちょうは、有価ゆうか証券しょうけん報告ほうこくしょ提出ていしゅつ期限きげん8月はちがついちぜろにち延長えんちょうしたことについて「今月こんげつまつ提出ていしゅつするよう全力ぜんりょく努力どりょくしてきたが延長えんちょうせざるをえない状況じょうきょうになった。株主かぶぬし投資とうしをはじめとする関係かんけいしゃみなさまにご心配しんぱいをかけることをふかくおわびします」と陳謝ちんしゃしました。

そのうえで「取り巻とりま環境かんきょうにはさまざまな変数へんすうがあるが、それに対処たいしょいちいちまえすすむことがわたし責任せきにんだ。監査かんさ法人ほうじん協調きょうちょうして最善さいぜんくす」とべました。

また東京とうきょう証券しょうけん取引とりひきしょ8月はちがついちにちけで東芝とうしば株式かぶしき東証とうしょういちから降格こうかくすることをめたことについて、綱川つなかわ社長しゃちょうは「信用しんようりょく低下ていかしないように、人材じんざい技術ぎじゅつりょく確保かくほ上場じょうじょう企業きぎょうとして事業じぎょう継続けいぞくしたい」とべました。

一方いっぽう半導体はんどうたい子会社こがいしゃ売却ばいきゃく優先ゆうせんてき交渉こうしょうする相手あいてとして、アメリカ半導体はんどうたいメーカー、ブロードコムよりも、買収ばいしゅう提示ていじがくすくない“にちべいかん連合れんごう”をえらんだことについては「雇用こよう工場こうじょう維持いじ技術ぎじゅつ流出りゅうしゅつ問題もんだいなど総合そうごうてき要素ようそ東芝とうしば主体しゅたいてきめた」と説明せつめいしました。

にちべいかん連合れんごう”に売却ばいきゃくされたあとの会社かいしゃについて綱川つなかわ社長しゃちょうは「東芝とうしば幹部かんぶ引き続ひきつづ執行しっこうおこなっていくので、安定あんていした経営けいえいができる」と自信じしんしめしました。

また“にちべいかん連合れんごう”には韓国かんこく半導体はんどうたいメーカーのSKハイニックスが、株式かぶしき取得しゅとくせずに資金しきん貸し出かしだかたち参加さんかする計画けいかくであることをまえて「SKハイニックスは半導体はんどうたい子会社こがいしゃ議決ぎけつけんたないので経営けいえい関与かんよできず、技術ぎじゅつ流出りゅうしゅつ心配しんぱいがない。競争きょうそうほう審査しんさとおりやすいとかんがえている」とべました。

半導体はんどうたい子会社こがいしゃ売却ばいきゃく実現じつげんするために対立たいりつ解消かいしょう課題かだいとなっているアメリカのウエスタンデジタルについては「よいパートナーだったので引き続ひきつづ話し合はなしあいをすすめている。係争けいそう状況じょうきょうになったことは非常ひじょう残念ざんねんで、韓国かんこく半導体はんどうたいメーカー、サムスンたたかううえで大事だいじ時期じきているので一緒いっしょ投資とうしをしてたたかいたい」とべました。
ソース:NHK ニュース