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連勝記録の藤井四段が抱負「タイトルを狙える位置に」
2017-06-26 19:07:49

中学3年生の将棋のプロ棋士、藤井聡太四段が、26日行われた対局に勝って29連勝とし、最多連勝記録を30年ぶりに更新しました。藤井四段は会見で、「喜びとともに非常に驚いている」と話したうえで、「タイトルを狙える位置まで実力をつけたい」と抱負を述べました。
藤井聡太四段は、去年10月に史上最年少の14歳2か月でプロ棋士となったあと公式戦で一度も負けることなく勝ち続け、今月21日の対局で連勝記録を「28」に伸ばして、昭和62年に神谷広志八段が達成した最多連勝記録に並んでいました。
26日、東京の将棋会館で、竜王戦の挑戦者を決める「決勝トーナメント」の初戦で増田康宏四段(19)と対局し、終盤、攻勢に出て増田四段を破りました。この結果、藤井四段は連勝を「29」に伸ばし、最多連勝記録を30年ぶりに更新してプロ1年目にして歴代単独1位となりました。
会見で藤井四段は、記録を更新したことについて、「自分でも想像できなかったことで、喜びとともに非常に驚いてもいます」と話したうえで、「単独1位になれたというのは自分でも特別な感慨というか、今までと違った喜びがあると感じています」と振り返りました。そのうえで、今後について、「タイトルを狙える位置まで実力をつけたい。連勝は意識せずに一局一局全力を尽くしていきたい」と抱負を述べていました。
藤井四段は、来月2日に佐々木勇気五段と対局し、勝てばデビュー戦から負けなしの30連勝となります。
26日、東京の将棋会館で、竜王戦の挑戦者を決める「決勝トーナメント」の初戦で増田康宏四段(19)と対局し、終盤、攻勢に出て増田四段を破りました。この結果、藤井四段は連勝を「29」に伸ばし、最多連勝記録を30年ぶりに更新してプロ1年目にして歴代単独1位となりました。
会見で藤井四段は、記録を更新したことについて、「自分でも想像できなかったことで、喜びとともに非常に驚いてもいます」と話したうえで、「単独1位になれたというのは自分でも特別な感慨というか、今までと違った喜びがあると感じています」と振り返りました。そのうえで、今後について、「タイトルを狙える位置まで実力をつけたい。連勝は意識せずに一局一局全力を尽くしていきたい」と抱負を述べていました。
藤井四段は、来月2日に佐々木勇気五段と対局し、勝てばデビュー戦から負けなしの30連勝となります。
次の相手の佐々木五段「連勝を止める気で」
藤井四段が次に対局する佐々木勇気五段(22)は若手の強豪で対局を前に出したコメントで、「周りの雰囲気にのまれずに連勝を止める気で臨みます」と決意を示しています。
藤井四段の次の対局は、26日に勝ち進んだ竜王戦の挑戦者を決める決勝トーナメントの2回戦です。
対戦相手の佐々木五段は、小学4年生のとき全国から強豪が集まる小学生将棋名人戦で優勝し、その後、プロ棋士を目指す「新進棋士奨励会」に入会して、16歳1か月でプロとなる四段に昇段しました。この年齢は、藤井四段など5人の「中学生棋士」に次いで6番目に若い記録です。4年前には、主に若手棋士が戦う「加古川青流戦」で優勝しています。
佐々木五段は対局が決まった26日夜、早速、日本将棋連盟を通じてコメントを発表しました。この中で、佐々木五段は「藤井四段の対局を間近で見て、今の将棋界の盛り上がりを肌で感じました。私も刺激を受けていますが、周りの雰囲気にのまれずに連勝を止める気で臨みます」と決意を示したうえで、「藤井四段の勝ちへと導く読みとスピードに凄みは感じますが、それに怯むことなく自分の将棋を指していきたいです。熱戦に期待してください」と記しています。
藤井四段の次の対局は、26日に勝ち進んだ竜王戦の挑戦者を決める決勝トーナメントの2回戦です。
対戦相手の佐々木五段は、小学4年生のとき全国から強豪が集まる小学生将棋名人戦で優勝し、その後、プロ棋士を目指す「新進棋士奨励会」に入会して、16歳1か月でプロとなる四段に昇段しました。この年齢は、藤井四段など5人の「中学生棋士」に次いで6番目に若い記録です。4年前には、主に若手棋士が戦う「加古川青流戦」で優勝しています。
佐々木五段は対局が決まった26日夜、早速、日本将棋連盟を通じてコメントを発表しました。この中で、佐々木五段は「藤井四段の対局を間近で見て、今の将棋界の盛り上がりを肌で感じました。私も刺激を受けていますが、周りの雰囲気にのまれずに連勝を止める気で臨みます」と決意を示したうえで、「藤井四段の勝ちへと導く読みとスピードに凄みは感じますが、それに怯むことなく自分の将棋を指していきたいです。熱戦に期待してください」と記しています。
ソース:NHK ニュース