食たべる力ちからの回復かいふく 早期そうきリハビリが重要じゅうよう

食たべものを飲み込のみこむ機能きのうが低下ていかした高齢こうれい者しゃなどに食たべる力ちからを回復かいふくしてもらう方法ほうほうなどを紹介しょうかいするシンポジウムが横浜よこはま市しで開ひらかれ、専門せんもん家かが早はやい時期じきからのリハビリの重要じゅうよう性せいを訴うったえました。

このシンポジウムは高齢こうれい者しゃや病気びょうきの人ひとに口くちから食事しょくじをとる支援しえんをしているＮＰＯえぬぴ-お-が開ひらき医師いしや介護かいご従事じゅうじ者しゃなどおよそ３さん０ぜろ０ぜろ人にんが集あつまりました。

会場かいじょうでは４よん人にんの医師いしが実例じつれいを紹介しょうかいし、宮城みやぎ県けんの消化しょうか器き外科げかの医師いしは「胃いろうをつけたあと食たべる機能きのうを回復かいふくさせるリハビリをしない医師いしが多おおい」と指摘してきし、早はやい段階だんかいから適切てきせつなリハビリを施ほどこすことで胃いろうになっても食たべる機能きのうが回復かいふくした人ひとが増ふえたという報告ほうこくをしました。


また静岡しずおか県けんのがんの緩和かんわ医療いりょうの専門医せんもんいは、進行しんこうがんの患者かんじゃの場合ばあい、口くちが渇かわいたり味覚みかくが変化へんかしたりするなどの問題もんだいがあることを挙あげ、口くちの中なかのケアを徹底てっていすることで食欲しょくよくが増ましたという事例じれいを紹介しょうかいしました。


このあと専門せんもん家かが意見いけん交換こうかんし、食事しょくじを支援しえんする技術ぎじゅつは個人こじん差さが大おおきく、標準ひょうじゅん化かさせる方法ほうほうを考かんがえるべきだという意見いけんや、医療いりょう現場げんばでどのように支援しえん者しゃを増ふやすか検討けんとうすべきだといった意見いけんが出だされました。

ＮＰＯえぬぴ-お-法人ほうじん「口くちから食たべる幸しあわせを守まもる会かい」の理事りじ長ちょうで看護かんご師しの小山こやま珠美たまみさんは「食たべることの重要じゅうよう性せいをさらに広ひろめていくことで、食たべたいと願ねがう患者かんじゃに寄り添よりそえる社会しゃかいを作つくっていきたい」と話はなしていました。

ソース：NHK ニュース