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ノーベル平和賞の劉暁波氏 深刻な容体続く
2017-07-12 08:24:21
中国で服役中にノーベル平和賞を受賞し、末期の肝臓がんを患って仮釈放されたものの危篤状態に陥っている作家の劉暁波氏について、治療にあたっている病院は、肝機能がさらに悪化し、深刻な容体が続いていると発表しました。
中国の作家の劉暁波氏は、共産党の1党支配を批判するなどして有罪判決を受け、服役中にノーベル平和賞を受賞しましたが、末期の肝臓がんを患って先月仮釈放され、東北部・瀋陽の病院で治療を受けています。
病院は、10日劉氏が危篤状態に陥ったと発表していますが、12日午前、肝機能がさらに悪化してショック状態に陥り、深刻な容体が続いていると明らかにしました。
劉氏をめぐっては、本人や家族が治療をドイツなど外国で受けたいと希望し、ドイツやアメリカの病院が受け入れを表明したほか、アメリカ国務省も11日、中国政府に無条件で釈放するよう重ねて求めました。
しかし、中国当局は移送を認めない姿勢を変えておらず、中国共産党系のメディアの「環球時報」の英語版は12日、「劉氏は中国で有罪判決を受けた犯罪者であり、外国の政府は中国側の決定を尊重すべきだ」などと正当性を強調しています。
病院は、10日劉氏が危篤状態に陥ったと発表していますが、12日午前、肝機能がさらに悪化してショック状態に陥り、深刻な容体が続いていると明らかにしました。
劉氏をめぐっては、本人や家族が治療をドイツなど外国で受けたいと希望し、ドイツやアメリカの病院が受け入れを表明したほか、アメリカ国務省も11日、中国政府に無条件で釈放するよう重ねて求めました。
しかし、中国当局は移送を認めない姿勢を変えておらず、中国共産党系のメディアの「環球時報」の英語版は12日、「劉氏は中国で有罪判決を受けた犯罪者であり、外国の政府は中国側の決定を尊重すべきだ」などと正当性を強調しています。
ソース:NHK ニュース