がん治療ちりょうの中村なかむら獅童しどうさん １１月じゅういちがつに舞台ぶたい復帰ふっきへ

ことし５月ごがつに初期しょきの肺はい腺せんがんが見みつかり、公演こうえんを休やすんで治療ちりょうに専念せんねんしていた歌舞伎かぶき俳優はいゆうの中村なかむら獅童しどうさんが、ことし１１月じゅういちがつから舞台ぶたいに復帰ふっきすることになり、会見かいけんで「あとはやるだけです。完全かんぜん復活ふっかつをしたいと思おもいます」と復帰ふっきへの思おもいを語かたりました。

中村なかむら獅童しどうさん（４よん４よん）は、ことし５月ごがつに人間ドックにんげんどっくで初期しょきの肺はい腺せんがんが見みつかったと公表こうひょうし、その後そのご予定よていされていた公演こうえんを休やすんで手術しゅじゅつを受うけ、リハビリを続つづけていました。

獅童しどうさんは２に８はち日にち、ことし１１月じゅういちがつの「松竹しょうちく大だい歌舞伎かぶき」の制作せいさく記者きしゃ会見かいけんに出席しゅっせきし、この公演こうえんで舞台ぶたいに復帰ふっきすることを明あきらかにしました。

会見かいけんで獅童しどうさんは、順調じゅんちょうに回復かいふくしていることを報告ほうこくしたうえで、治療ちりょうに専念せんねんしていたこの２にか月かげつを振り返ふりかえり、「芝居しばいのことはなるべく考かんがえないようにしていましたが、気きが付つくと考かんがえていました。大好だいすきな芝居しばいの世界せかいで役者やくしゃという職業しょくぎょうに就つき、表現ひょうげんさせていただいていることは、本当ほんとうに幸しあわせだと改あらためて感かんじました。毎日まいにち生いきていける喜よろこびや、亡なくなった父ちちや母ははへの思おもい、歌舞伎かぶきの諸しょ先輩せんぱいへの思おもいをとても感かんじていました」と心境しんきょうを語かたりました。

そのうえで、「ファンの方ほうの励はげましや、友人ゆうじんや先輩せんぱいの『待まっているから』という言葉ことばには本当ほんとうに励はげまされました。あとはやるだけです。『病気びょうきになってからのほうが声こえが出でているんじゃないか』と言いわれるくらいに、完全かんぜん復活ふっかつをしたいと思おもいます」と復帰ふっきへの思おもいを語かたっていました。

「松竹しょうちく大だい歌舞伎かぶき」は、獅童しどうさんが主役しゅやくを演えんじ、１１月じゅういちがつ１いち日にちからおよそ１いちか月かげつかけて全国ぜんこくを巡業じゅんぎょうします。

ソース：NHK ニュース