米べい 北朝鮮きたちょうせんと取り引とりひきの中国ちゅうごく企業きぎょうに独自どくじ制裁せいさいに踏み切ふみきるかが焦点しょうてん

北朝鮮きたちょうせんが今月こんげつ２に回かい目めとなるＩＣＢＭ＝大陸たいりく間かん弾道だんどうミサイルの発射はっしゃ実験じっけんに成功せいこうしたと発表はっぴょうしたことを受うけ、アメリカのトランプ政権せいけんは、迎撃げいげきミサイルの実験じっけんを行おこなうとともに、国連こくれんの安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいの決議けつぎなどに反はんして北朝鮮きたちょうせんと取り引とりひきを続つづける中国ちゅうごく企業きぎょうに対にたいし独自どくじの制裁せいさいに踏み切ふみきるかどうかが焦点しょうてんとなっています。

北朝鮮きたちょうせんは今月こんげつ２に８はち日にち、弾道だんどうミサイル１いち発はつを発射はっしゃし、今月こんげつ４よん日にちに続つづくＩＣＢＭの２に回かい目めの発射はっしゃ実験じっけんに成功せいこうしたと発表はっぴょうしました。

これに対にたいして、アメリカ国防こくぼう総省そうしょうは３さん０ぜろ日にち、最新さいしんの迎撃げいげきミサイルシステム、ＴＨＡＡＤの迎撃げいげき実験じっけんを行おこない成功せいこうしたと発表はっぴょうしました。ＴＨＡＡＤの迎撃げいげき実験じっけんは今月こんげつ１いち１いち日にちにも行おこなわれていて、北朝鮮きたちょうせんのミサイルの発射はっしゃを受うけ速すみやかに実験じっけんを行おこなうことで、防衛ぼうえい力りょくを誇示こじする狙ねらいもあると見みられます。

また、アメリカ軍ぐんはこれまでに朝鮮ちょうせん半島はんとうの周辺しゅうへんに爆撃ばくげき機き２に機きを派遣はけんしたほか、韓国かんこく軍ぐんのミサイル部隊ぶたいとの合同ごうどう軍事ぐんじ演習えんしゅうも行おこなって、北朝鮮きたちょうせんを強つよくけん制けんせいしています。

さらに、トランプ政権せいけんは、北朝鮮きたちょうせんの核かく・ミサイル開発かいはつの資金しきんを断たつため、国連こくれんの安保理あんぽり決議けつぎなどに違反いはんして北朝鮮きたちょうせんと取り引とりひきを続つづけている中国ちゅうごく企業きぎょうに対にたいする独自どくじ制裁せいさいも検討けんとうしていると見みられます。

トランプ大統領だいとうりょうは２に９きゅう日にち、みずからのツイッターに「中国ちゅうごくには大変たいへん失望しつぼうしている。もはやこの事態じたいが続つづくのを見過みすごすわけにはいかない」と投稿とうこうし、中国ちゅうごくへの不満ふまんをあらわにしており、今後こんご、中国ちゅうごく側がわの反発はんぱつも予想よそうされる制裁せいさいに踏み切ふみきるかどうかが焦点しょうてんとなっています。

日にち米べい電話でんわ首脳しゅのう会談かいだんで対応たいおう協議きょうぎへ

安倍あべ総理そうり大臣だいじんは３さん１いち日にちにもアメリカのトランプ大統領だいとうりょうと電話でんわで会談かいだんし、これまでに入はいっている情報じょうほうの分析ぶんせき結果けっかや、北朝鮮きたちょうせんへの今後こんごの対応たいおうなどについて意見いけんを交かわすことにしています。
そして、北朝鮮きたちょうせんに対にたいする国際こくさい社会しゃかいの圧力あつりょくを強化きょうかしていくために、日本にっぽん、アメリカ、韓国かんこくで引き続ひきつづき緊密きんみつに連携れんけいして、国連こくれん安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいでの議論ぎろんや、中国ちゅうごくやロシアへの働はたらきかけを強つよめていくことを確認かくにんしたい考かんがえです。

ソース：NHK ニュース