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原発事故の年生まれた災害救助犬が福島・飯館村の大使に
2017-08-14 08:18:02

東京電力福島第一原発の事故が起きた年に福島県飯舘村で生まれ、県外に預けられた雑種の犬が、足かけ5年、11回目の挑戦で災害救助犬の試験に合格し、諦めない姿勢が飯舘村の姿に重なるとして、14日、村の魅力を発信する大使に任命されました。
飯舘村の大使に任命されたのは、雑種の6歳のオス犬「じゃがいも」です。「じゃがいも」は、福島第一原発の事故が起きた平成23年6月に飯舘村で生まれ、飼い主の避難に伴い、生後およそ50日で岐阜県のNPOに預けられました。
被災地の犬の代表として災害救助犬にしようと育てられ、平成24年から試験を受けましたが不合格が続き、ことし6月の11回目の挑戦でようやく合格しました。
この諦めない姿勢が、ことし3月、原発事故に伴う避難指示が大部分で解除された村の姿に重なるとして、村の魅力を発信する大使に選ばれ、14日、任命式が行われました。
式では、災害現場での救助訓練が披露され「じゃがいも」が家屋の中に取り残された人を助け出すと、集まった大勢の人たちから拍手が送られました。
「じゃがいも」は、今後、災害現場で救助活動に当たるほか、各地の催し物に参加し、村の魅力や農産物のPRに一役買うということです。
飼い主だった飯舘村の井上正一さんは、「避難指示が解除されるのに合わせて合格したような感じでうれしかったです。精いっぱい活躍してほしいです」と話していました。
被災地の犬の代表として災害救助犬にしようと育てられ、平成24年から試験を受けましたが不合格が続き、ことし6月の11回目の挑戦でようやく合格しました。
この諦めない姿勢が、ことし3月、原発事故に伴う避難指示が大部分で解除された村の姿に重なるとして、村の魅力を発信する大使に選ばれ、14日、任命式が行われました。
式では、災害現場での救助訓練が披露され「じゃがいも」が家屋の中に取り残された人を助け出すと、集まった大勢の人たちから拍手が送られました。
「じゃがいも」は、今後、災害現場で救助活動に当たるほか、各地の催し物に参加し、村の魅力や農産物のPRに一役買うということです。
飼い主だった飯舘村の井上正一さんは、「避難指示が解除されるのに合わせて合格したような感じでうれしかったです。精いっぱい活躍してほしいです」と話していました。
ソース:NHK ニュース