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ウクライナで製造のロケットエンジンを北朝鮮に提供か
2017-08-15 21:08:39
ICBM=大陸間弾道ミサイルの開発を進める北朝鮮が旧ソビエト製のロケットエンジンの入手に成功した結果、技術を進展させた可能性が指摘されていることに関連して、ウクライナ政府は15日、かつてウクライナの工場で製造されたロケットエンジンがロシアによって北朝鮮に提供された疑いがあるという見方を示しました。
アメリカのロケット技術の専門家でIISS=国際戦略研究所のマイケル・エルマン氏は14日、北朝鮮のICBM=大陸間弾道ミサイル級の「火星14型」などについて、旧ソビエト製のロケットエンジンの改良型が使われている可能性が高いという分析結果を発表しました。
それによりますと、このエンジンは旧ソビエトのウクライナの工場から闇市場を通じて北朝鮮に流れ、北朝鮮はこのエンジンの入手に成功した結果、ICBMの技術を急速に進展させた可能性があると指摘しています。
このエンジンについてウクライナ宇宙庁のラドチェンコ長官代行は15日、記者団に対し「ウクライナで2001年まで製造され、ロシアに供給したロケットにすべて使用された」と述べ、ウクライナの工場で製造され、ロシアに提供されたという認識を示しました。そのうえでラドチェンコ長官代行は「北朝鮮との友好的な関係を考えると、ロシアにはロケットそのものやエンジンなどを提供する理由があるだろう」と述べ、ロシアが北朝鮮にエンジンを提供した疑いがあるという見方を示しました。
北朝鮮のミサイル開発をめぐる今回の指摘をめぐってはロシアのロゴージン副首相が15日、「北朝鮮はウクライナの専門家なしではエンジンの製造はできなかっただろう」としてウクライナによる技術提供があったという見方を示しています。
それによりますと、このエンジンは旧ソビエトのウクライナの工場から闇市場を通じて北朝鮮に流れ、北朝鮮はこのエンジンの入手に成功した結果、ICBMの技術を急速に進展させた可能性があると指摘しています。
このエンジンについてウクライナ宇宙庁のラドチェンコ長官代行は15日、記者団に対し「ウクライナで2001年まで製造され、ロシアに供給したロケットにすべて使用された」と述べ、ウクライナの工場で製造され、ロシアに提供されたという認識を示しました。そのうえでラドチェンコ長官代行は「北朝鮮との友好的な関係を考えると、ロシアにはロケットそのものやエンジンなどを提供する理由があるだろう」と述べ、ロシアが北朝鮮にエンジンを提供した疑いがあるという見方を示しました。
北朝鮮のミサイル開発をめぐる今回の指摘をめぐってはロシアのロゴージン副首相が15日、「北朝鮮はウクライナの専門家なしではエンジンの製造はできなかっただろう」としてウクライナによる技術提供があったという見方を示しています。
ソース:NHK ニュース