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バルセロナでテロ 93人死傷 男2人拘束
2017-08-17 20:48:47

スペイン北東部のバルセロナで17日夕方(日本時間18日午前0時ごろ)、中心部にあるカタルーニャ広場の近くで車が人混みに突っ込みました。
現地の警察は、これまでに13人が死亡し、80人がけがをしたことを明らかにしました。けが人のうち15人は重傷だということです。
地元メディアは、車は人混みに向かって500メートル以上、走ったと伝えていて、警察によりますと、車を運転していた男はその場から逃げたということです。
警察は日本時間の18日午前3時すぎ、男1人を拘束し、テロの疑いで動機などを調べていることを明らかにし、地元のメディアはこの男が現場から逃げた容疑者だと伝えています。
さらにその後、事件に関わったと見られる2人目の身柄も拘束したと発表しました。
事件のあと現場から西に10キロほど離れた場所では、別の車が警察の車両に突っ込み、警察官2人がけがをしたほか、銃撃戦になったという情報もありますが、2人目の容疑者がどこで拘束されたのかは分かっていません。
現場は観光客も多く訪れる場所ですが、バルセロナにある日本総領事館によりますとこれまでのところ日本人が事件に巻き込まれたという情報は入っていないということです。
現地の警察は、これまでに13人が死亡し、80人がけがをしたことを明らかにしました。けが人のうち15人は重傷だということです。
地元メディアは、車は人混みに向かって500メートル以上、走ったと伝えていて、警察によりますと、車を運転していた男はその場から逃げたということです。
警察は日本時間の18日午前3時すぎ、男1人を拘束し、テロの疑いで動機などを調べていることを明らかにし、地元のメディアはこの男が現場から逃げた容疑者だと伝えています。
さらにその後、事件に関わったと見られる2人目の身柄も拘束したと発表しました。
事件のあと現場から西に10キロほど離れた場所では、別の車が警察の車両に突っ込み、警察官2人がけがをしたほか、銃撃戦になったという情報もありますが、2人目の容疑者がどこで拘束されたのかは分かっていません。
現場は観光客も多く訪れる場所ですが、バルセロナにある日本総領事館によりますとこれまでのところ日本人が事件に巻き込まれたという情報は入っていないということです。
車は500メートル暴走か
ヨーロッパの複数のメディアによりますと、歩行者を次々とはねたのは白いワゴン車で、観光客などで混み合うランブラス通りをおよそ500メートルにわたって暴走したと伝えています。
それによりますと、ワゴン車はカタルーニャ広場の近くからランブラス通りの歩行者専用の道路に入り、そのまま次々に歩行者をはねながら通りを暴走したということです。
ワゴン車は、500メートルほど走ったところで、新聞などを販売する売店にぶつかって停車したということです。
また、イギリスの新聞「テレグラフ」は、警察の話として、犯行に使われた車はレンタカーだったとしたうえで、ことし6月にロンドン中心部で起きたテロ事件でもレンタカーが使われ、今回の事件の犯人らがその犯行をまねた可能性もあると指摘しています。
それによりますと、ワゴン車はカタルーニャ広場の近くからランブラス通りの歩行者専用の道路に入り、そのまま次々に歩行者をはねながら通りを暴走したということです。
ワゴン車は、500メートルほど走ったところで、新聞などを販売する売店にぶつかって停車したということです。
また、イギリスの新聞「テレグラフ」は、警察の話として、犯行に使われた車はレンタカーだったとしたうえで、ことし6月にロンドン中心部で起きたテロ事件でもレンタカーが使われ、今回の事件の犯人らがその犯行をまねた可能性もあると指摘しています。
「見るに堪えない光景」
事件が発生した当時現場近くのレストランにいたという女性は「警察官に突然、店を閉めるように言われ、テラスにいた客はパニックになりながら屋内に避難しました。店の扉を閉め切って中で待ちましたが、何が起きたのかわからず、テレビを見て起きていることを知りました」と興奮した様子で話していました。
同じく現場近くにいたという男性は「大勢の人の悲鳴が聞こえ、直後に車が通りを走っていくのが見えました。大勢の人たちが通りに沿って倒れていて見るに堪えない光景でした」と話していました。
同じく現場近くにいたという男性は「大勢の人の悲鳴が聞こえ、直後に車が通りを走っていくのが見えました。大勢の人たちが通りに沿って倒れていて見るに堪えない光景でした」と話していました。
IS系メディア「実行したのはISの戦士」
過激派組織IS=イスラミックステートとつながりのあるメディアのアマーク通信は「攻撃を実行したのはISの戦士だ」と伝え、ISによる犯行だと主張しました。
そのうえで犯行の理由については、ISと戦う有志連合の参加国を狙えというISの呼びかけに応じたものだと説明しています。
一方、スペインの当局はこれまでのところ、今回の事件とISとの関係について、明らかにしていません。
そのうえで犯行の理由については、ISと戦う有志連合の参加国を狙えというISの呼びかけに応じたものだと説明しています。
一方、スペインの当局はこれまでのところ、今回の事件とISとの関係について、明らかにしていません。
スペイン首相「犯人の拘束に全力」
テロ事件を受けてスペインのラホイ首相はツイッターを更新し、「テロリストたちは、残虐な行為をものともしない自由を愛する連帯した人々を打ち負かすことは決してできない」として、テロに屈しない姿勢を示したうえで、「犯人の拘束と被害者の手当てに全力を尽くしている」と強調しました。
日本総領事館が安全確保呼びかけ
バルセロナにある日本総領事館によりますと、日本時間の午前4時20分現在、日本人が被害にあったという情報は入っておらず、引き続き情報収集を進めているということです。
日本総領事館は、現地にいる日本人に対してツイッターで安全を確保するよう呼びかけているほか、安全情報をメールで受け取ることができるサービスに登録している旅行者などに対して現場付近へは近寄らないことや、日本人の負傷者などについての情報がある場合は、総領事館まで連絡するよう呼びかけています。
日本総領事館は、現地にいる日本人に対してツイッターで安全を確保するよう呼びかけているほか、安全情報をメールで受け取ることができるサービスに登録している旅行者などに対して現場付近へは近寄らないことや、日本人の負傷者などについての情報がある場合は、総領事館まで連絡するよう呼びかけています。
車使ったテロ 欧州で相次ぐ
ヨーロッパでは、車で無差別に人をはねるテロ事件が相次いでいます。
去年7月には、フランス南部のニースで、チュニジア人の男が大型トラックを暴走させて花火を見物していた群衆に突っ込み、15人の子どもを含む86人が死亡しました。
去年12月には、ドイツの首都ベルリンの中心部でクリスマス用の買い物客でにぎわう市場に大型トラックが突っ込んで12人が死亡しました。
ことしに入ってからは、3月、イギリス・ロンドン中心部のテムズ川にかかる橋で車が歩行者を次々とはねたあと、車を降りた男が警察官をナイフで襲い、合わせて5人が死亡しました。
さらに6月には、ロンドン中心部の別の橋で、車が突然暴走して歩行者を次々とはねて8人が死亡するなど、ヨーロッパの主要都市の中心部で車を使ったテロ事件が相次いでいます。
去年7月には、フランス南部のニースで、チュニジア人の男が大型トラックを暴走させて花火を見物していた群衆に突っ込み、15人の子どもを含む86人が死亡しました。
去年12月には、ドイツの首都ベルリンの中心部でクリスマス用の買い物客でにぎわう市場に大型トラックが突っ込んで12人が死亡しました。
ことしに入ってからは、3月、イギリス・ロンドン中心部のテムズ川にかかる橋で車が歩行者を次々とはねたあと、車を降りた男が警察官をナイフで襲い、合わせて5人が死亡しました。
さらに6月には、ロンドン中心部の別の橋で、車が突然暴走して歩行者を次々とはねて8人が死亡するなど、ヨーロッパの主要都市の中心部で車を使ったテロ事件が相次いでいます。
ソース:NHK ニュース