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広島土砂災害 被災地では夜明け前から祈り
2017-08-19 20:54:00
広島市で3年前の8月20日に起きた土砂災害では、災害関連死の3人を含め、土砂災害としては平成に入ってから最悪の77人が犠牲になりました。それから3年となる20日は、災害が発生した夜明け前から遺族などが被災地を訪れ祈りをささげています。
このうち、広島市安佐南区八木の阿武の里団地には安佐北区の廣藤喜美徳さん(80)が妻とともに訪れました。
廣藤さん夫妻は、長男の務さん(当時48歳)が土砂に巻き込まれ亡くなった自宅の跡地で静かに手を合わせていました。廣藤さんは「3年の月日はものすごく早く感じます。1日たりとも忘れたことはなかったです。頼りにしていた息子がいなくてさみしいという気持ちが一番です」と話していました。
妻の孝子さん(78)は「親より子が先に亡くなるのはつらいことです。住宅はいくら壊れても立て直すことできますが命はもう帰ってきません」と話していました。
また、住民が亡くなった広島市安佐南区八木の県営緑丘住宅では、被災者の支援を続けているボランティアの人などが灯籠に火をともして黙とうをささげていました。
活動を行っている男性は「災害から3年たち、だいぶ復興が進んでいるように見えますが、『さみしい』と声を上げる被災者も多いです。そうした方に少しでも笑顔が戻るような活動をこれからも続けていきたい」と話していました。
廣藤さん夫妻は、長男の務さん(当時48歳)が土砂に巻き込まれ亡くなった自宅の跡地で静かに手を合わせていました。廣藤さんは「3年の月日はものすごく早く感じます。1日たりとも忘れたことはなかったです。頼りにしていた息子がいなくてさみしいという気持ちが一番です」と話していました。
妻の孝子さん(78)は「親より子が先に亡くなるのはつらいことです。住宅はいくら壊れても立て直すことできますが命はもう帰ってきません」と話していました。
また、住民が亡くなった広島市安佐南区八木の県営緑丘住宅では、被災者の支援を続けているボランティアの人などが灯籠に火をともして黙とうをささげていました。
活動を行っている男性は「災害から3年たち、だいぶ復興が進んでいるように見えますが、『さみしい』と声を上げる被災者も多いです。そうした方に少しでも笑顔が戻るような活動をこれからも続けていきたい」と話していました。
ソース:NHK ニュース