米べい韓かん合同ごうどう軍事ぐんじ演習えんしゅう「火ひに油あぶらを注そそぐ」と北朝鮮きたちょうせんが非難ひなん

北朝鮮きたちょうせんの国営こくえいメディアは、２に１いち日にちから始はじまるアメリカ軍ぐんと韓国かんこく軍ぐんによる定例ていれいの合同ごうどう軍事ぐんじ演習えんしゅうについて「火ひに油あぶらを注そそぐように情勢じょうせいをさらに悪化あっかさせるだろう」と非難ひなんし、トランプ政権せいけんに反発はんぱつする姿勢しせいを示しめしました。

２に０ぜろ日にち付づけの北朝鮮きたちょうせんの朝鮮ちょうせん労働党ろうどうとう機関きかん紙し「労働ろうどう新聞しんぶん」は、２に１いち日にちから今月こんげつ３さん１いち日にちまでの日程にっていで行おこなわれるアメリカ軍ぐんと韓国かんこく軍ぐんの定例ていれいの合同ごうどう軍事ぐんじ演習えんしゅうについて論評ろんぴょうを掲載けいさいしました。

この中なかで、「演習えんしゅうは火ひに油あぶらを注そそぐように情勢じょうせいをさらに悪化あっかさせるだろう。われわれに対にたいする敵対てきたい意思いしの表あらわれだ」としてトランプ政権せいけんを非難ひなんしました。

そして「わが軍ぐんのたび重かさなる警告けいこくにもかかわらず、アメリカが核かくのこん棒こんぼうを振り回ふりまわして悪わるふざけをすればするほど、自滅じめつを早はやめるだけだ」とアメリカをけん制けんせいしました。

また「労働ろうどう新聞しんぶん」は、トランプ大統領だいとうりょうを非難ひなんする別べつの論評ろんぴょうで「グアムもハワイもアメリカ本土ほんども、わが軍ぐんの攻撃こうげきから逃のがれられない」と威嚇いかくし、アメリカに反発はんぱつする姿勢しせいを示しめしました。

北朝鮮きたちょうせんは今月こんげつ５ご日にちに国連こくれん安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいで新あらたな制裁せいさい決議けつぎが採択さいたくされると「断固だんこたる報復ほうふくで対処たいしょし、正義せいぎの行動こうどうに移うつるだろう」とする政府せいふ声明せいめいを発表はっぴょうしたほか、今月こんげつ９きゅう日にちにはグアム島とう周辺しゅうへんに向むけた弾道だんどうミサイルの発射はっしゃ計画けいかくを慎重しんちょうに検討けんとうしていると発表はっぴょうしました。

北朝鮮きたちょうせんは、演習えんしゅう期間きかん中ちゅうの去年きょねん８月はちがつには、ＳＬＢＭ＝潜水せんすい艦かん発射はっしゃ弾道だんどうミサイル１いち発はつを日本海にほんかいに向むけて発射はっしゃしていて、各国かっこくは、北朝鮮きたちょうせんによる新あらたな軍事ぐんじ挑発ちょうはつに警戒けいかいを強つよめています。

ソース：NHK ニュース